【ChatGPT vs. ライター】AIの時代にも選ばれ続けるWebライターの素質とは?

在宅で仕事ができる。好きな文章制作を仕事にできる。さまざまな理由から、いまもWebライターを目指す方は多いかと思います

しかし近年はChatGPTの台頭により、記事制作を人間のライターに依頼するには理由が必要になりました。

私は、SEO記事のディレクターをしています。

キーワード調査、市場調査により企画と構成を生み出し、それをWebライターに依頼指示して書いてもらい、納品されたものを自らの手でチェック・編集するお仕事です。

そしてご多分に漏れず、最近ではChatGPTに執筆をさせて、私ひとりだけでSEO記事を完成させてしまうことが多いです。

不具合なことも多くありますが、ひとりでライティングをする半分の時間で記事を完成させることができます。これであれば意思疎通やコスト、納品までの時間も短縮できますので、ひとりで十分です。

ところが、サイトのテーマによっては人間のライターに依頼しなければならないことがあります。ChatGPTではダメな理由があるのです。そして、条件を満たしたライターを探します

結論からいうと、人間のライターは、まだまだ必要です。

そこで今回はひとりのSEO記事ディレクターとしての立場から「AIの時代にも選ばれ続けるWebライターの素質」について、まとめさせていただきます。

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この記事を書いた人

川上サトシ。Webマーケター合同会社ぎあはーと代表。
東京学芸大学卒業後、ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、Webマーケティングの重要性を痛感。ネットオークション専門店やWeb広告会社を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当として地域密着型引っ越し会社のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して独立。専門はSEOと広告運用ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動している。

ChatGPTと人間のライターの違い

まずは日頃の業務のなかで思うChatGPTと人間のライターの違いについて、まとめさせていただきます。

ChatGPTは調査力がまだまだ でも文章力は向上

最近では、ChatGPTを活用したSEO記事の自動生成ツールなどが散見されるようになりました。

私も実際にいくつかの有名なツールを試してみたのですが、正直、SEOという視点ではまだまだ実用化できるようなものは存在していません。(2024年現在)実際にツールでつくった記事はキーワードや内容の調査・選定が非常にずさんで、公開してもまともに表示されるような内容ではありませんでした。

ただし、AIの文章力についてはchatGPT4oになったことで格段に上がった印象があります。まだまだ冒頭から人間の手で編集しなければならないことには変わりありませんが、ここ1、2年でその手間は確実に減っています

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ある程度、人間のライターは要らなくなっている

SEOの現場でChatGPT(4o)はすでに広く活用されています。私自身、毎日chatGPTを活用していますし、作業時間の多くは生成した文章を編集しています。

いまは「ライティング作業を半分ほど手伝ってもらっている」という感覚に近いかもしれません。つまりある程度、人間のライターは必要なくなっているということです。

まだまだchatGPTには専門的記事が書けない

ではこのまま、chatGPTの能力が上がっていった場合、人間のライターは完全に必要なくなってしまうのでしょうか

結論、その可能性はあります。ただ、まだまだ先のことのように思えます。その理由として、ChatGPTの書く専門的な情報には正確性が足りないことがひとつあげられます。

文章での資料さえあれば、手間はかかりますがChatGPTに読み込ませて学習させることができます。しかし、やはり専門的知識をもつ人間がイチから書き上げたほうが工数は少なく済みます

もちろん細かく学習をさせて、細かく指示をして育成することが出来れば、いまのchatGPTにも不可能ではないでしょう。しかし学習させるにはそれなりの経験が必要ですし、時間もかかります

また細かなテーマは記事ごとに変わります。そのたびにディレクターの意図をchatGPTに学習させるのは正直、困難です。

ならば、最初から専門的な知識をもつライターに依頼したほうがいいのです。

chatGPTの弱点まとめ

以下が、chatGPTの弱点です。

・専門分野において正確性が足りない。
・専門分野において融通がきかない。
・専門分野の知識を学習させるには知識と時間が必要。
・分野ごとの学習が必要。
・切り口ごとの学習が必要。
・人間らしい文章に直すため、編集する時間がかかる。
・資料を自分で集められない。
・詳細をプロンプトに書かなければ指示がうまく伝わりづらい。

つまり人間のWebライターは、上記にまとめたchatGPTの弱点を押さえておく必要があるということです。

これからのWebライターに求められる素質

これからのライターさんに求められる能力について、優先度順に解説していきます。

分野における専門性

人間のライターでなければいけない理由。ひとつだけに絞れといわれれば、やはりこれでしょう。

記事のディレクターは、常に複数のサイトを運用していることが多いです。

サイトごとにその専門性は異なりますので、いちいち分野ごとにChatGPTをイチから育成するのは非常に面倒くさいです。また、きちんと知識を学習しているかどうかを確認するのは非常に困難です。

たとえばひとつの案件としてシステム関連についての記事制作を引き受けている場合、記事ディレクターは専門家ではありませんので、ChatGPTが生成した文章で知識に間違いがあったとしても、気づきづらいのです。

さらにSEOの観点からもライター自身に専門性や権威性があると、非常にありがたいです。

またライターに専門的な知識や経験があれば、文章を「自分の言葉で書く」ことができるはずです。それだけで、たとえ他社と同じ見出しでも専門性や独自性を評価してもらえることも多いです。

これからのWebライターは、何かの専門家である必要があります

人間らしい文章力

ChatGPTを活用した記事制作において、文章表現の修正に時間がかかることがネックのひとつです。

ここが要らないとなると、記事の制作効率は格段に上がりますので、ディレクターとしてはできるだけライターさんにご依頼したくなります

そのうえで「この人でなければ!」と思えるように個性的な文章を書いていただけることがベストです。依頼を続けたい、一緒に仕事をしたい、と思えるライターさんと長く関係を続けることはディレクターの本望です。

そのコツとしては、前述のとおり「自分の言葉で書く」こと。自分の知識や経験をプラスして、内容に組み入れてくれると非常にありがたいです。

資料を集める能力、情報をまとめる能力

ChatGPTにテーマに沿って自らネットを検索し、資料を選んで集める能力はありません

よってChatGPTを使用して記事を制作する際には、ディレクターが自分の手で内容を調査して、資料を集め、それを学習させる必要があります。

その作業が完全になくなるのであれば、それはとてもありがたいことです。それだけでも依頼する価値があります。

資料収集の能力やそれをまとめる能力は必須事項だといえるでしょう。

制作のスピードが早い

文章制作のスピードが早いこともまた大切な要素です。

たとえば私はディレクターですが、だいたい5,000字程度の記事であれば6〜8時間ほどで企画からサイト掲載までワンストップで制作できます。

これと同じスピードで制作しろ!とはいいませんが、依頼するのであればせめて、この倍ほどの時間内で仕上げてくれないと結局自分で作った方がいいと判断してしまいます。

これからはChatGPTなどのツールも駆使しながら、なるべく早く制作を進められるスキルが必要です。ただし、クオリティは担保してください。AIの書いた文書のまま納品されても、一瞬でわかりますから

意思疎通ができる

作家は、部屋にこもって本を書いていても仕事になります。

しかしWebライターは作家ではありません。指示と構成書があり、その意図をくんで制作したうえで、個性を発揮しなければなりません。

打ち合わせの内容をよく理解し、ディレクターの意図をくんだ制作をこころがけてください。

正直、コミュニケーションがうまくとれないのであれば、もう適当に書いてもらって私がすべて編集で思い通りに修正します。二度とその方に依頼はしません。
意図どおりでなければ書いてもらう意味がないからです。

まとめ

今回はSEO記事のディレクターが語る「AIの時代にも選ばれ続けるWebライターの素質」についてまとめさせていただきました。

当たり前のようにも思える内容かもしれませんが、現場では非常に痛感することばかりです。

ChatGPT4oの言語性能アップによって、人間のWebライターの必要性はかなり薄くなりました。しかし、その数は増えています。なかにはスキルも経験もないけれどライターを名乗ってみた、という方もいらっしゃいます。

ディレクターは、ライターのスキルを見抜けます。依頼がきても、とくに訂正の指示もなく「ありがとうございました。」といって終了した場合は、おそらく次はありません。

そのようなときはいま一度、今回の記事の内容をチェックして、自分のスキルを向上してみてください。

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