コンテンツSEOは、サイトの集客を増やすために欠かせない手法です。
しかし「そんなことはわかっていても、具体的に何からどうやって始めればよいのかわからない!」という方も多いと思います。
そこで今回は、コンテンツSEOの具体的なやり方やコツについて、わかりやすく解説していきます。
この記事を書いた人
川上サトシ。Webマーケター。合同会社ぎあはーと代表。
東京学芸大学卒業後、ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、Webマーケティングの重要性を痛感。ネットオークション専門店やWeb広告会社を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当として地域密着型引っ越し会社のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して独立。専門はSEOと広告運用。ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動している。
コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に合わせた質の高いコンテンツを作成し、検索エンジンからの評価を得ることで、自然検索からのアクセスを増やす手法です。
検索エンジンが重視するのは、ユーザーが求める情報を適切に提供できるコンテンツです。
そのため、単にキーワードを詰め込むのではなく、ユーザーのニーズ(検索意図)を網羅できるような内容が求められます。
▼コンテンツSEOについて詳しく知りたい方はこちら▼
コンテンツSEOのやり方・流れ
早速、コンテンツSEOのやり方についてご説明します。流れとしては、以下の9段階に分かれています。
目的を決める
コンテンツSEOを始める前に、まず目的を明確にすることが重要です。
たとえば、商品の売上を増やす、企業の認知度を高めるなど、何を達成したいのかをひとつだけにはっきり絞ることで、どのようなコンテンツを作るべきかが見えてきます。
たとえば商品の売上を増やしたい場合、闇雲にアクセスばかりを集めても意味がありません。それよりも、販売に繋がりやすい人を着実に流入させることが大切です。
女性用化粧品を売りたいのに10万人のおじさんを集めても、売れるわけがないですよね。ターゲットとする年齢の女性が好むテーマを選んで、流入をしてもらうべきです。
このように目的が決まれば、コンテンツの方向性もある程度は自然に定まります。
自社の商品の分析をする
次に、自社の商品やサービスを詳細に分析しましょう。
商品の強みや他社との差別化ポイントを明確にすることで、どのような情報を発信すればユーザーにとって魅力的かがわかります。
ここでオススメなのが、「3C分析」と呼ばれるフレームワークです。
市場(お客さん)、競合、自社の3つの視点からビジネスを分析し、お客さんに刺さって競合にも勝てる独自の戦略を考えるための手段です。
このステップをしっかり行うことで、ユーザーの関心を引き、SEO効果を最大化できるコンテンツが作れます。
狙うターゲットを決める
コンテンツを作成する際には、どのようなユーザーに向けたものなのか、ターゲットを明確にすることが大切です。
ポイントとしては、なるべく具体的にそのターゲットをイメージすることです。何歳くらいで、どんな仕事をしていて、年収はいくらくらいで、平日と休日の生活リズムはどのようになっているか。スマホをいつ開くか、どのようなことを検索するか。イメージをどんどん膨らませてください。
より詳細で具体的なターゲット像を描くことで、その人がどんな情報を求めているのか、どのような言葉で何を検索するのかがわかり、より効果的なコンテンツを作成できるでしょう。
狙うキーワードを決める
キーワード選定は、コンテンツSEOの成功の鍵です。
具体的にイメージしたターゲット層が検索する際に使いそうな言葉を調査し、それに基づいてキーワードを選びます。
競合サイトのキーワードや検索ボリュームを参考にしながら、自社が狙いやすいキーワードを見つけることで、上位表示される可能性が高まります。
記事の見出しを作成する
SEO記事は見出しで決まる。そういっても過言ではないです。
見出しは記事の内容や方向性を決める重要な要素です。いかに検索意図を網羅し、競合と差別化できるかが決まります。
記事内容の戦略を立てる段階、といっても過言ではないでしょう。
まずは狙いたいキーワードを実際に検索窓で入力してみて、すでに上位表示をされている他社のページを分析します。
そしてそこで使われている見出しをメモなどに残し、それぞれを照らし合わせます。
その中から、今回の検索意図に沿った内容を抽出します。場合によってはすべてを網羅するためにそれぞれの見出しをミックスさせることもあります。
さらにそのうえで、自社にしか発信できない内容や、他社の書いていない必要な情報を加えていきます。
このように見出しを作成することで、検索意図を網羅しつつ自社のオリジナリティを表現した記事が出来上がるのです。
記事を執筆する
記事の執筆では、ユーザーが求める情報を的確に、わかりやすく伝えることが大切です。
検索意図に沿った内容を網羅しつつ、独自の視点を加えることで、他の記事との差別化を図ります。
読みやすさを意識し、適切な段落分けや箇条書きを使いながら、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作りましょう。
ライティングのポイントとしては、「自分の言葉で書くこと」です。
自分の専門的な経験や知識を活かしてライティングをすることで、すでに他社とは差別化した記事を書くことが可能になります。
専門性と独自性が評価されることでSEO的には非常に有利な記事となります。
▼SEOの評価について、詳しくはこちらの記事もぜひご参照ください▼
結果を測定する
記事を公開したら、その結果を測定することが重要です。作りっぱなしでは意味がありません。改善していくために分析をしましょう。
クリック数や表示回数、検索クエリ(流入のあったキーワード)などをSearch Consoleで、ユーザー数や滞在時間、回遊率、コンバージョン率などをGoogle Analyticsやでチェックし、コンテンツの状況が意図通りかを把握します。
結果に合わせて改善を繰り返す
測定した結果に基づいて、記事の改善を行いましょう。
キーワードの見直しやコンテンツの追加、レイアウトの修正など、必要な調整を繰り返すことで、さらにSEO効果を高めることができます。
改善は一度で終わらせず、定期的に見直すことが大切です。
記事もまたPDCAをいかに早く回すかによって結果が大きく変わっていくものです。
定期的に新規記事を追加する
以上の流れに沿って、定期的に新しい記事を追加していきます。
新しい記事を追加することで、狙うべきキーワードにおける検索エンジンからの評価をさらに上げることができ、ユーザーにも新たな価値を提供できます。
サイト全体で狙っていくキーワードに関連した情報を、記事の追加によってできるだけ網羅していくことも大切です。
コンテンツSEOをするときのコツ
ターゲットが必要とする情報を網羅する
記事を書く際には、ターゲットが求めている情報をしっかりと網羅することが重要です。
ユーザーが知りたいことに対して、明確な答えを提供することで、信頼性の高いコンテンツとなり、検索エンジンからも評価されやすくなります。
ただし、余分な内容を網羅する必要はありません。狙っているキーワードから推察される検索意図を掘り下げて、適格に説明を記載しましょう。
キーワードを入れ込むのではなく検索意図を網羅する内容を書く
古いSEO手法などに触れていた方によくある勘違いなのですが、キーワードを単に詰め込むだけではなく、ユーザーの検索意図をしっかりと理解し、その意図に応える内容を重視しましょう。
たとえば狙っているキーワードが「コンテンツSEO やり方」だった場合、このワードを文中に入れ込む必要があるわけではなく、コンテンツSEOのやり方について網羅的な記事を書けばいいのです。
キーワードはそのまま使う必要はありません。「やり方」でも「方法」でも、現在のGoogleはどちらも同じ意味合いとして汲み取ってくれます。
大切なのは、検索意図です。
タイトルやディスクリプションを工夫する
タイトルは、ユーザーの目を引く重要な要素です。
検索結果の一覧が並んだ際に、最初に目に入るのが記事のタイトルです。この内容でクリックがされるかどうか決まるといっても過言ではありません。
また常に確実に表示されるわけではありませんが、メタディスクリプションについても最初に目に入る部分として重要なポイントです。これは検索一覧に表示された各記事タイトルの下に書いてある説明文のことです。
いずれもわかりやすく、興味を引く表現を使い、ユーザーがクリックしたくなるような工夫をしましょう。
競合にない独自の情報を入れる
競合との差別化を図るためには、独自の情報や視点を記事に盛り込むことが重要です。そのためには、常に自分の言葉で見出しや文章を作成する必要があります。
ライティングをする人に専門性がなければ、どこかの引用文や調べた情報の文章がそのまま掲載されただけの記事となってしまい、オリジナリティのあるコンテンツとは呼べません。
大事なことなので何度でもいいますが、専門性や独自性の有無は、SEOに大きな影響を及ぼします。
自社の強みや専門知識を活かし、他では得られない価値を提供することで、ユーザーにとって魅力的なコンテンツを作成しましょう。
▼ライターに求められる素質についてはこちら▼
狙うキーワードからブレないように執筆する
記事を書く際には、狙ったキーワードからブレないように注意しましょう。
テーマが一貫していないと、検索意図とはズレてしまい、狙ったキーワードでの上位表示が困難になります。また離脱率なども上がり、サイト全体の評価も下がってしまいます。
キーワードに沿った内容のみをしっかりと展開することが重要です。
内部リンクを工夫する
内部リンクを適切に配置することで、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなり、滞在時間を延ばすことができます。
また、クローラー(ページを調査して判断するロボット)に対しても、サイト全体の構造を理解しやすくする効果があります。これは記事が検索エンジンから正しい評価を受けやすくなることを意味しています。
関連する記事同士をつなげることで、ユーザーの満足度も向上します。
わかりやすいように画像を挿入する
文章だけでは伝えにくい情報を、図表や画像を使って視覚的に伝えることが効果的です。また、各見出しにひとつは画像を挿入しましょう。
現状ではGoogleのクローラーが画像までを読み取って検索順位に反映させるかどうかは定かではありません。すでに反映されているという説もありますが、はっきりしたことは公開されていません。
しかし記事に画像を設置することで読者の満足度を高め、回遊やブックマーク、被リンクを促すという効果があります。
これらの数値が上がることにより、SEOとしての評価は各段にアップします。
図解はもちろんのこと、記事には一定間隔で統一感のある画像をつけましょう。中見出し(h2)ごとに画像を掲載することがオススメです。見栄えも大切なのです。
新規記事の完成度は7割でいい
最後に、これはプロによってやり方が違うこともありますが、私のオススメとして。
新規記事はあまり作りこまないほうがいいです。
7割くらいの完成度(網羅度)で、一度公開してみましょう。そして、その結果を見てから改善を繰り返していくほうが効率的だと思います。
なぜならば、表示の結果はGoogleのさじ加減によるところが大きく、確実に狙ったように評価してもらえるとは限らないからです。サイトごとのドメインパワーによっても評価のされ方は大きく変わります。
なのであれば、先にいくつか記事を公開して、伸びる記事をさらに伸ばす方が効率的だと考えています。
そうすればひとつひとつの制作時間も比較的短くて済み、狙うキーワードの関連情報を素早く網羅することができます。関連情報がすでに網羅されている状態のほうが、本来の狙うキーワードはより評価される傾向があります。
ただし「どこまでが7割なのか」という部分についてはあまり定量的なことが言えません。いちど100%これ以上できないほど記事を作りこんでみて、それを基準に自分たちの7割を決めてみてください。
まとめ
今回はコンテンツSEOについて、そのやり方とコツを解説させていただきました。
コンテンツSEOは、質の高いコンテンツを継続的に発信し、ユーザーのニーズに応えることで、検索エンジンからの評価を得る手法です。
目的の設定からキーワード選定、記事の作成、そして結果の測定と改善まで、一連のプロセスをしっかりと行うことで、長期的な集客効果が期待できます。
ぜひこの記事を参考に、ぜひコンテンツSEOを実践してみてください。
サイト改善をお考えなら、「AI×知見」のぎあはーとへ!
合同会社ぎあはーとは「AI×プロの知見」で強いSEO戦略を安く、早くお届けする化け物です。
・改善施策半年で月間1万PVから20万PVへ引き上げ ・サイトコンバージョン数、昨対比700% |
こんな実績を持つSEOおよびWebマーケティングのプロが、最新のAIスキルを使って強い施策を素早く回転させます。
そんな当社は本当にお困りの方のみを対象として、戦略から記事投入、結果分析までをワンストップで1ヶ月99,800円から受けつけております。また、コンサルタント業務もお受けしております。
まずは面談による無料のサイト診断ができますので、ぜひお気軽にご相談ください!
コメント