ネガティブな誹謗中傷への対抗策!逆SEOでサイトを守る方法!

Web担当者であれば、一度は自社やクライアントの誹謗中傷が書かれたサイトページに頭を悩まされた経験があるのではないでしょうか?

心当たりのないネガティブな情報が検索結果に表示されてしまうと、その影響は計り知れません。顧客からの信頼を失い、業績にも大きなダメージを与えかねません。

しかし、そんな不安を解消できる方法があるかもしれません。それが、「逆SEO」です。

そこで今回は、逆SEOの基本から具体的な対策方法を解説していきます!

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目次

風評被害への対抗手段!逆SEOの基礎知識

逆SEOとは?

逆SEOとは、特定のWebサイトやWebページの検索順位を意図的に下げる行為のことです。

同じ検索クエリのなかで複数の自社サイトを上位表示させることで、対象のサイトの順位下落を狙います。

いわれのない顧客からの不満やクレーム、従業員による内部告発などが書かれたサイトの流入数を下げ、自社のブランドを守るためにおこなわれます。

一度ネガティブな情報が検索結果の上位に表示されてしまうと、それを完全に削除することは非常に困難であり、長期にわたって企業イメージに悪影響を及ぼし続けるリスクがあります。

誹謗中傷による影響

具体的な被害例としては、以下のようなものが挙げられます。

風評被害による顧客離れ

ネガティブな情報が検索結果に表示されることで、顧客からの信頼を失い、新規顧客の獲得が困難になるだけでなく、既存顧客も離れていく可能性があります。

採用活動への悪影響

企業に関するネガティブな情報が検索結果に表示されることで、優秀な人材の獲得が困難になる可能性があります。

株価下落

上場企業の場合、ネガティブな情報が検索結果に表示されることで、投資家からの信頼を失い、株価が下落する可能性があります。

逆SEOの方法

誹謗中傷の削除依頼をする

明らかに事実無根の誹謗中傷であったとしても、まずは冷静に丁寧に事実と異なる点を指摘し、削除を求める旨を伝えましょう

発信者が削除に応じてくれれば、検索結果からネガティブな情報が消え、自社サイトへの悪影響を最小限に抑えることができます。

ただし、発信者が誰なのか特定できない場合や、削除依頼に応じてもらえない場合もあります。その場合は、次に紹介するGoogleへの相談、または法的措置を検討する必要があるでしょう。

Googleに相談する

Googleは、検索結果の品質向上に努めており、誹謗中傷や不適切なコンテンツの削除にも対応しています。

自社サイトへのネガティブな情報が、Googleのポリシーに違反している場合は、Googleに削除を申請することができます。

申請方法は、Googleの「法的削除リクエスト」ページから行います。

申請には、削除を希望するURLや、違反しているポリシーなどを具体的に記載する必要があります。Googleは申請内容を審査し、ポリシー違反と判断した場合、検索結果から該当コンテンツを削除します。

ただし、Googleは必ずしも削除依頼に応じるわけではありません。申請内容がポリシー違反に該当しない場合や、表現の自由との兼ね合いで削除が難しい場合もあります。

同じクエリでポジティブなコンテンツを増やす

逆SEOの基本は、自社サイトや企業に関するポジティブな情報を増やし、検索結果の上位を埋め尽くすことです。

誹謗中傷の書かれたサイトが表示されている検索クエリ(キーワード)を調査し、ポジティブな情報を含めつつSEO対策を施した複数の自社ページでそこに上位表示をさせます。

これによりネガティブな情報の露出を抑え、検索ユーザーにポジティブな印象を与えることができます。

効果的なコンテンツとしては、自社サイトのブログ記事、プレスリリース、SNS投稿、動画コンテンツなどが挙げられます。

特に、顧客の声や事例紹介、従業員インタビューなど、信頼性と共感を呼ぶコンテンツが効果的です。

コンテンツ作成のコツとしては、以下の点が重要です。

・オリジナリティ: 他のサイトにはない独自の情報を提供し、検索エンジンからの評価を高めましょう。

・ユーザー目線: ユーザーにとって役立つ情報や、共感できるコンテンツを作成しましょう。

また、コンテンツの効果測定も忘れずに行いましょう。順位をキープし続ける必要があるからです。

アクセス数、滞在時間、コンバージョン率などを分析することで、より長く、より多くのサイトが上位表示されるように改善します。

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法律の専門家への相談

逆SEOは、法的な専門的な知識やスキルが必要となる場合もあります。

自社内で解決が難しい場合は、法律の専門家への相談も検討しましょう。サポートを受けることで、より効率的かつ効果的な対策を実施することができる可能性もあります。

専門家を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

・実績と経験: Webにおける誹謗中傷対策に関する実績や経験が豊富な専門家を選びましょう。

・提案内容: 具体的な対策方法や費用、期間などを明確に提示してくれる専門家を選びましょう。

・コミュニケーション: 親身になって相談に乗ってくれ、疑問点にも丁寧に答えてくれる専門家を選びましょう。

また、複数の専門家に見積もりを依頼し、比較検討することも重要です。費用だけでなく、提案内容や対応力なども考慮し、自社に最適な専門家を選びましょう。

【禁じ手】コピーページを作成する

ライバルサイトのコンテンツをそっくりそのままコピーし、それを大量にWeb上にばらまく手法です。

検索エンジンは、同じ内容のコンテンツが複数存在すると、どれがオリジナルか判断できず、結果として全てのページの評価を下げることがあります。ライバルサイトのコンテンツがコピーだらけになれば、検索順位が下がる可能性があります。

ただし、この手法は非常にリスクが高いです。

まず、著作権侵害に当たる可能性があります。

また、検索エンジンはコピーコンテンツを検出する技術を日々向上させており、悪質な行為とみなされれば、自社が運営する他サイトもペナルティを受ける可能性があります。

さらに、ライバルサイトがコピー対策を講じている場合、効果がないどころか、ただ自社のサイトの評価を下げてしまう可能性もあります。

【禁じ手】低品質なページを作成しリンクを貼る

低品質なWebサイトやスパムサイトを大量に作成し、そこからライバルサイトへ大量のリンクを貼る手法です。

検索エンジンは、被リンクの質も評価しており、質の低いサイトからのリンクが多いと、ライバルサイトの評価が下がる可能性があります。

しかし、この手法も大きなリスクを伴います

まず、低品質なサイトを大量に作成することは、時間と手間がかかるだけでなく、検索エンジンから悪質な行為とみなされる可能性があります。

また、ライバルサイトが被リンクの否認ツールなどを活用している場合、効果がないどころか、逆に自分のサイトの評価を下げてしまう可能性もあります。

これらの【禁じ手】は、一時的にライバルサイトの順位を下げることはできるかもしれませんが、長期的に見ると、自分のサイトにも悪影響を及ぼす可能性が高いです。

倫理的にも問題があるため、絶対に避けるべきでしょう。

逆SEOへの対策

ここまでご紹介してきた逆SEOの方法は、悪意を持った第三者によって、意図的にWebサイトの検索順位を下げるための攻撃に利用されることがあります。

このような攻撃から自社サイトを守るために、具体的な対策方法を解説します。

低品質な被リンクを否認する

Webサイトの検索順位が突然下がったと感じたら、まずはGoogle Search Consoleで被リンクを確認しましょう。

身に覚えのない不自然なリンクや、明らかに質の低いサイトからのリンクが大量に増えていないかチェックします。

もし心当たりのない不自然なリンクを発見した場合、Google Search Consoleの「リンク否認ツール」を利用しましょう。

リンク否認ツールを使うことで、そのリンクからの影響を無視するようにGoogleに伝えることができ、検索順位への悪影響を軽減できます。

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常に高品質な記事を制作しておく

逆SEO攻撃からサイトを守るためには、日頃から質の高いコンテンツを作成し、サイト全体の評価を高めておくことが重要です。

ドメインパワー」と呼ばれるサイトの信頼度を高めることで、悪質な被リンクの影響を受けにくく、安定した検索順位を維持できるようになります。

高品質なコンテンツとは、ユーザーにとって有益で、独自性があり、信頼できる情報を含むコンテンツです。専門性や権威性を高めるために、情報のソースを明記したり、専門家の監修を受けることも有効です。

また、コンテンツを定期的に更新することも大切です。常に新しい情報を発信することで、サイトの鮮度が保たれ、検索エンジンからの評価も高まります。

逆SEO攻撃は、Web担当者にとって大きな脅威ですが、適切な対策を講じることで、その影響を最小限に抑えることができます。日頃からサイトの観察を怠らず質の高いコンテンツを作成し続けることで、安心してWebサイトを運営できるでしょう。

まとめ

検索順位の急落、心当たりのないネガティブな情報…そんな悪夢のような事態から会社を守るには、逆SEO対策が重要です。

今回は、誹謗中傷への削除依頼、Googleへの相談、良質なコンテンツの発信など、具体的な対策方法を紹介しました。

これらの対策を実践することで、ネガティブな情報の影響を最小限に抑え、企業イメージを守り、安定したビジネス成長を実現できるでしょう。

Web担当者としてのスキルアップにも繋がる逆SEO対策、ぜひ試してみてください!

この記事を書いた人

川上サトシ。Webマーケター合同会社ぎあはーと代表。
東京学芸大学卒業後、ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、Webマーケティングの重要性を痛感。ネットオークション専門店やWeb広告会社を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当として地域密着型引っ越し会社のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して独立。専門はSEOと広告運用ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動している。

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