SEOの解体新書!押さえるべき9つのポイントなどを専門家が徹底解説!

近年では「SEO」(検索エンジン最適化)という言葉が世間一般的なものになりつつあります。しかし、それを正しく意図的に出来ている会社は少ないように見受けられます。

なぜならば、SEOには専門技術が必要だからです。

コンバージョンに繋げるためのキーワードの調査、どのような関連キーワードを選定するのか、ユーザーの行動のパターンを知っているか、検索評価のための8つのポイントをどのように押さえるか、SEO記事制作の長期的な戦略の立て方。ざっと挙げただけでもこれだけのスキルが必要となります。

サイトにSEO記事を追加してコンバージョンを高めていくためには、やはりプロの力が必要となります。しかし、SEOライターや記事編集のプロを名乗る人たちの中でも大きく知識量や経験に差があります。それを見抜くためにも、依頼する担当者自身がSEOの基本的な知識をつけておく必要があると感じています。

そこで今回は、正しいSEOの認識から押さえるべきポイント、キーワード選定や記事の制作の流れについて、できるだけ詳しく解説をさせていただきます。

目次

この記事を書いた人

川上サトシ。Webマーケター合同会社ぎあはーと代表。
東京学芸大学卒業後、ヴァイオリニストとして活動していた20代の頃、Webマーケティングの重要性を痛感。ネットオークション専門店やWeb広告会社を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当として地域密着型引っ越し会社のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して独立。専門はSEOと広告運用ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動している。

SEOとは

SEOとは、検索エンジンで上位表示されることを目指して最適化することです。主にGoogleの検索を通して、目的の客層にWebサイトを見てもらうために実行されます。

そしてそのために作成される記事が、SEO記事となります。検索上位になる記事をできるだけ沢山制作していくことで、サイト全体の流入数をアップさせていくのです。

一言でいうなれば、SEO記事というのは「検索したユーザーに役立つ内容」が書かれた記事のことを指します。ユーザーが検索する際に使うキーワードや関連する情報を含めて網羅した記事を提供することで、Googleから「有益なサイト」だと認知され、検索エンジンで上位表示されるのです。

SEO記事は企業やブランドの知名度を上げたり、商品の販売を促進する役割も果たします。ビジネスにおいて、非常に重要な戦略だといえるでしょう。

SEO対策=Googleへの対策

世の中にはさまざまな検索エンジンがありますが、SEOでは主にGoogleの検索アルゴリズムに適合するように施策をします

理由として、検索エンジンの利用率が2024年時点で91%を占めていることがあげられます。また他の検索エンジンのアルゴリズムが、Googleのそれを基準につくられていることも大きな理由です。

Googleに徹底的に対応した内容であれば、ほぼ十中八九、他の検索エンジンでも上位表示されます

SEO記事=ユーザーファーストの記事

Googleによる検索結果表示の判断基準は「そのサイトがユーザーにとって有益であるかどうか」です。

検索するユーザーの意図を十分に考慮して、求められている情報を安全かつ確実に提供している記事が「有益」だと判断されます。

ユーザー体験を最優先に考え、価値ある情報を提供することが、成功するSEO記事の鍵です。これにより、訪問者は記事を信頼し、サイト全体の評価も向上します。

SEOとは単なる検索エンジン対策ではなく、サイトに対するユーザーの満足度を高めるという意味なのです。

ポイントを抑えていなければ意味がない

SEO対策、という言葉はもはや世間一般的なものになりつつあります。しかし、その実際の内容を理解している方はほとんど見受けられません。

いまだに、SEO記事というのはよく検索されるキーワードをページのどこかに盛り込んでいればいい、と考えている方もいらっしゃいます。

SEO記事は、ただ色々な情報を詰め込むだけでは意味がありません。正しいキーワードの選定と調査が重要です。サイトのゴール、すなわちコンバージョンにとって適切なキーワードを選び、それを軸として、必要とされる情報を網羅します。

また情報の網羅性以外にも、Googleから評価されるための基準があります。理想としては、それらすべてを押さえておく必要があります。

意図的なSEO記事は片手間では作れない

前述したように、検索エンジンがSEO記事を「ユーザーのニーズに応えている」と判断しなければ検索上位には表示されません。

そのためには専門知識と経験が不可欠です。SEOのポイントや最新トレンド、Googleのアルゴリズムの変化に常にアンテナを張り、それに基づいた記事作成を行う必要があります。

また、効果的なキーワードリサーチを行い、競合分析をすることで、他の記事との差別化を図る必要もあります。これらの作業は、SEOのプロフェッショナルでなければ難しい部分が多く、経験豊富な専門家に依頼することが効果的です。

専門のスタッフを社内で育成する場合にも、SEOに関するプロのコンサルタントを活用することをオススメします。

SEO施策は大きく分けて3種類

SEO(検索エンジン最適化)を効果的に行うためには、主に3つの施策に分けて考えると良いです。それぞれの施策には異なる目的と方法がありますが、すべてが組み合わさることで、サイト全体のSEO効果を最大化できます。

内部施策(サイトの整理・調整)

内部施策とは、ウェブサイト内の構造や設定を最適化することです。テクニカルSEOという呼ばれ方もします。

Googleなどの検索エンジンでは、各サイトにクローラーと呼ばれるロボットが訪問し、その中を巡回することで掲載しているコンテンツやサイトの性質などを知ることになります。

そしてその情報を持ち帰り、図書館のようなところに並べます。そのことをインデックスといいますが、これをしてもらわなければいくら検索をしても引っかからない状態となってしまいます。

サイトのコンテンツ同士で関連する内部リンクを貼ったりサイトの構造を整理することでクローラーがより細部まで巡回し、正しい情報を持って帰りやすくするのが内部施策です。

とくにサイト内の構造をわかりやすくするのはユーザビリティの向上にもつながり、Googleからの評価も上がりやすいといえます。

またページの表示速度が遅いとSEO評価が下がります。Googleサーチコンソールなどで問題の有無を確認することができますので、調整する必要があるでしょう。

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コンテンツ施策(SEO記事の作成)

こちらがコンテンツSEOとも呼ばれる施策で、単に「SEO施策」という場合はこちらを指していることが多いです。

コンテンツ施策は、ユーザーにとって価値のある情報を提供することに焦点を当てます。具体的には、SEO記事の作成既存コンテンツのリライト(更新)が含まれます。

キーワードリサーチを行い、検索したユーザーが欲しているであろう適切な情報を記事内で網羅することで、検索エンジンから高く評価されるようになります。質の高いコンテンツは、ユーザーに信頼され、検索エンジンのランキング向上に直接つながります。

当記事でも、主にこのコンテンツ施策について解説しています

外部へのアプローチ(被リンク施策)

外部へのアプローチとは、他のウェブサイトから自社サイトへのリンクを増やすことです。被リンク施策とも呼びます。

被リンクは検索エンジンにとって「このサイトは信頼できる」という根拠になるため、SEOにおいて非常に重要です。例えば、業界の専門サイトや人気ブログからリンクをもらうことで、自社サイトの信頼性が向上します。

被リンクを増やすためには、高品質なコンテンツを作成し、それをSNSやメールで共有する、またはゲストブログを執筆してリンクを貼ってもらう方法などがあります。

自然な形で被リンクを増やすことが、長期的なSEO効果を生む鍵となります。のちほど詳しく説明しますが、被リンクを購入するなどの不正行為をしてしまうと、スパムサイトとして認識されてしまうこともあり得ます。

SEO記事には大きく分けて3種類ある

それではここから、記事におけるSEOの概要やコツについて詳しく解説していきます!

コラム記事

コラム記事とは、特定のテーマに関する具体的な手順や方法を説明するコンテンツです。ユーザーが問題を解決したり、新しいスキルを習得したりするための実用的な情報を提供します。

例えば、「DIYプロジェクトの始め方」や「プログラミングの基本」といったテーマで、ステップバイステップのガイドやチュートリアルを掲載します。

コラム記事の成功には、わかりやすさと詳細な説明が不可欠です。また、画像や動画を活用することで、視覚的に理解しやすいコンテンツを提供することも重要です。内容によっては初心者でも簡単に理解できるように、専門用語を避け、平易な言葉で説明することも求められます。

のちほど詳しく解説しますが、このタイプの記事では主に「網羅性」と「専門性」がSEOの評価として重要となります。

ブログ記事

ブログ記事とは、意見、レビューなど個人の情報発信を中心に扱うコンテンツです。

例えば、旅行ブログでは訪れた場所の紹介や旅行のコツが書かれています。個人の感想や体験がメインとなっており、読者は共感をしたり自身の計画の参考とします

その人の考えていることや生活に擬似的に近づけるような体験ができるため、有名人はブログを更新することでよりファンからの親愛度を高めることができます。

またブログ記事では読者との双方向のコミュニケーションが可能です。コメント欄を通じて読者の意見を聞いたり、質問に答えたりすることで、コミュニティを形成することも可能です。

のちほど詳しく解説しますが、このタイプの記事では主に「専門性」と「独自性」がSEOの評価として重要となります。

ニュース記事

ニュース記事は、最新の出来事や事件、話題を迅速に報道することに特化したコンテンツです。

主に新聞社やテレビ局、専門のニュースメディアが運営しているものが多く、政治、経済、スポーツ、エンターテインメントなど多岐にわたるニュースを提供します。具体例としては、Yahoo!ニュースなどが挙げられます。

また個人でも規模の大きなニュースサイトを運営している方もいます。地元に特化した情報サイトなどもニュース記事を多くコンテンツとして更新しています。

ニュースサイトの成功には、信頼と速報性が不可欠です。正確な情報を迅速に提供するために、信頼性の高い情報源からのニュース収集や、専門の記者などによる取材が重要です。

ユーザーが興味を持つトピックを迅速にカバーし、多様な視点で報道することも求められます。ニュースサイトは、最新情報を常に更新し続ける必要があるため、運営には高い継続力と即時対応力が必要です。

のちほど詳しく解説しますが、このタイプの記事では主に「更新頻度(速報性)」と「権威性」がSEOの評価として重要となります。

SEO評価9つのポイント

それではここから、具体的にGoogleが記事を上位表示するために基準としている内容について解説していきます。

網羅性

SEOにおける網羅性とは、特定のトピックやテーマについて、ユーザーが求める情報を幅広くカバーすることです。

例えば、「SEOの基本」をテーマにした記事であれば、SEOとは何か、なぜ重要なのか、基本的な対策方法、効果的なツールなど、関連する全ての情報を含めることが求められます。

網羅性が高い記事は、ユーザーの疑問や悩みに対する答えを一つの記事内で提供するため、ユーザー満足度が高くなります。また、検索エンジンはこうした記事を評価しやすく、結果として上位表示される可能性が高まります

網羅性を高めるためには、事前に狙うべきキーワードの決定とその周辺リサーチを行い、ユーザーが検索しそうなキーワードや質問をリストアップし、それらを記事内でしっかりと回答することが重要です。

内容をすべて網羅しようとするときりがない上に、膨大な情報量となってしまいます。どこまでの情報で区切るのか、どこの部分で情報を絞るのかを、狙うべき客層をイメージしながら記事のディレクターが決定します。

ドメインを作成してまだ日の浅いサイトの場合、この網羅性をより重視して記事を作成することが最も基本かつ大切なポイントです。またアクセスの少ないサイトを改善するときにも、網羅性を第一に考えて記事を追加、あるいはリライトすることが最も即効性の高い施策となります。

専門性

専門性とは、特定の分野における深い知識と経験をコンテンツとして提供することです。

広いテーマのなかでコンテンツ全体をピンポイントに絞り込むことで、より専門性が高いと判断されます。たとえば「引っ越し」をテーマにしたコンテンツよりも「単身 引っ越し」をテーマにして情報を網羅したほうがSEOとして評価されます。

多くの場合はそのサイトを運営する会社がなにを専門として取り扱っているか、がテーマの絞り込みに影響します。メール配信サービスを提供している会社のサイトであれば、メルマガの情報に絞ってコンテンツを作るほうがSEO評価は高く、さらにコンバージョンもしやすいです。

そうすれば自社の専門知識を活かし、具体例やデータを用いて詳細に説明することで、ユーザーにとって価値のあるコンテンツをつくることもできます。

サイト全体の狙うべきキーワードは、専門性の高いものであるほうが好ましいです。ただし、専門性が高くなれば高くなるほど検索ボリュームは少なくなる傾向がありますので、しっかりと調査することが大切です。狙うべき客層を具体的にイメージしながらどの部分で専門性を深めるかを決めましょう。

網羅性を高めるうえで「どこまでの情報で区切るのか、どこの部分で情報を絞るのか」についても、この専門性を鑑みながら決めていきます

独自性

独自性とは、他の記事にはない独自の視点や情報を提供することです。

SEOにおいて、独自性のあるコンテンツは非常に重要です。いくら網羅性や専門性があったとしても、他の記事と同じような内容では、検索エンジンからの評価が低くなりがちです。

独自性を持たせるためには、自社の経験や知識、独自の調査結果などを記事に反映させることが有効です。特定の業界に特化したノウハウや成功事例を詳しく紹介することで、他のサイトとの差別化を図ることができます。

また、独自のグラフやチャート、インフォグラフィックを使用して視覚的に情報を伝えることで、ユーザーの関心を引きやすくなります。こうした独自性のあるコンテンツは、検索エンジンからも高く評価され、結果として上位表示されやすくなります。

ただし独自性だけを高めても網羅性や権威性、信頼性などがなければ、ただの個人的な見解を述べたブログとして認識され、SEO評価は高まりません。

権威性

権威性とは、その記事がどれだけ社会的に信用できるかを示す要素です。

社会的に信用できる存在から後押しされたコンテンツは、検索エンジンからの評価が高く、上位表示されやすくなります。

たとえば医療に関する記事であれば、肩書きのない個人がひとりでまとめた情報よりも、病院や医師が監修した情報が優遇されます。

また市役所などの公的機関サイトにリンクを貼ってもらっている記事などもSEOに強いです。

権威性を高めるためには、公式な資格をもつ専門家や著名な人物に記事を監修してもらう方法が一般的です。

Googleは記事に関わった人がどのような人物か、どんな資格をもち、どれだけ名前の知られた人物かをチェックして判断しています。

書く分野において社会的な信用のある人や団体が直接記事を書くことがベストですが、そうでない場合は専門家による監修を依頼することをオススメします。

2023年後半くらいから、以前よりも権威性が重視され「この記事を書いた人」という節を設けることがSEO対策には必要だともいわれています。

信頼性

信頼性も記事の信用に関する要素ですが、こちらではサイトや情報自体の信用性が評価されます。

たとえば専門家が監修していたとしても、その情報自体が間違っていれば長期的にSEOの評価は下がっていきます。

専門性や権威性、記事の滞在時間やサイト回遊、他のサイトからの被リンク数などの数値をみて、Googleはその記事の情報が正しいものかどうかを総合的に判断します。

また他の記事をコピペ、もしくはそのまま翻訳してそのまま掲載してしまっている場合も、発信源、つまりサイト全体の信頼性が落とされます。

ウェブサイトをSSL化(HTTPS化)していないサイトも、ユーザーの安全性を保証できないとして信頼性の評価が下がってしまいます。
サイトの開設後、すぐにGoogleの信用を得ることは不可能です。常に正しい情報を発信して、信用されるサイトづくりをしていきましょう。

更新頻度(速報性)

更新頻度は、ウェブサイトや記事がどれだけ頻繁に更新されるかを示す指標です。

検索エンジンは、最新の情報を提供するサイトを好むため、定期的にコンテンツを更新することはSEOにおいて重要です。

定期的に新しい記事を投稿することで、検索エンジンからの評価が高まりやすくなります。また、既存の記事を最新情報に基づいて更新することも有効です。(リライトといいます。)

更新頻度を高めるためには、コンテンツカレンダーを作成し、計画的に記事を投稿・更新することが重要です。これにより、継続的なトラフィックの増加とSEO効果の向上が期待できます。

被リンク数

被リンクとは、他のウェブサイトから自社のサイトへリンクが貼られることです。

被リンクは読者からの信頼の証であり、SEOにおいて非常に重要な要素です。被リンクが多いサイトは、他のサイトから高く評価されているとみなされ、検索エンジンのランキングが上がりやすくなります。

被リンクを増やすためには、高品質なコンテンツを作成し、他のサイト運営者に共有してもらうことが効果的です。たとえば業界のリーダーやインフルエンサーと連携し、彼らのサイトからリンクを貼ってもらうことで、信頼性と権威性も向上します。また、プレスリリースやゲストブログを活用し、被リンクを獲得する方法もあります。

ただし被リンクを購入するのは絶対にやめましょう。そのリスクについてはのちほど詳しく説明します。

ドメインパワー

ドメインパワーとは、ウェブサイトのドメインがGoogleから受けている信頼評価の指標0〜100の数値であらわしたものです。さきほどご説明した「信頼性」を含めた、サイトの総合的な信頼度をドメイン単位で定めたものとなります。

これはGoogleが公開している指標ではありません。しかし以前公開されていた「Page Rank」というドメインの信頼性を示す指標があったことから、現在もGoogle側ではこのような数値で判断をされているとされています。

通常のGoogle画面で見ることはできませんが、UbersuggestやMOZなどのSEO測定ツールで見ることが可能です。

ドメインパワーが高いサイトは、検索エンジンからの評価が高く、コンテンツが上位表示されやすくなります。また、新しい記事がGoogleにインデックスされやすくなります。またメインキーワードだけではなく、その周辺のキーワードでもGoogleに認知されて上位表示されるため、ドメインパワーの低いサイトよりも高いサイトのほうが検索流入は多くなります

ドメインパワーを高めるためには、長期的な取り組みが必要です。まず、高品質なコンテンツを継続的に提供し、ユーザーからの信頼を得ることが重要です。

また被リンクを増やすことでも、ドメインパワーが向上します。さらに、サイトの技術的なユーザビリティ対策も欠かせません。例えば、SSL証明書の導入モバイルフレンドリーなデザインページの読み込み速度の最適化などが挙げられます。これらの取り組みを通じて、総合的な評価によりドメインパワーが向上し、結果としてSEO効果が高まります。

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UIUXの最適化

サイト自体がユーザーにとって使いやすいかどうかもSEOにとっては重要な評価ポイントです。

たとえばサイト内のコンテンツが整理されていなければ、ユーザーがサイトを回遊するときに、とても不便です。その結果として離脱が増えたり再訪がなければ、そのぶんSEOの評価は下がってしまいます

またページの表示速度についても重要です。表示速度とは、ウェブページが読み込まれる速度のことです。

表示スピードが遅いと、ユーザーはページを離れてしまう可能性が高く、検索エンジンの評価も下がります。表示スピードを改善するためには、いくつかの対策が必要です。

まず、画像や動画の最適化をおこない、ファイルサイズを減らすことが有効です。また不要なキャッシュやプラグインの削除も表示スピードの向上に役立ちます。さらに、サーバー容量を増やすことでパフォーマンスを向上させ、全体的な速度を改善することができます。このようなユーザーにとっての使用感の改善は、ユーザーの満足度を高め、SEO効果の向上につながります。

E-E-A-Tとは?

E-E-A-TとはGoogleが発表した造語で、ウェブサイトの品質を評価するために重視している4つの要素のことです。これらは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、そしてTrustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったものとなります。

なお「経験」というのは独自性として解説したポイントに含まれます。

ここまでご紹介した9つのポイントのなかでも特にこの4点と網羅性が重視されており、しっかりとコンテンツに反映させることで検索順位を大きく上げることが可能になります。

▼E-E-A-Tについて詳しく知りたい方はこちらの記事へ!▼

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どのポイントを最重視するか?

SEO評価のポイントは多岐にわたりますが、記事の種類によって特に重視すべきポイントが異なります。ここでは、コラム記事、ブログ記事、ニュース記事それぞれにとって重要なポイントを具体的に見ていきます。

コラム記事は網羅性・専門性・権威性

コラム記事では、網羅性、専門性、権威性が特に重要です。

たとえば、健康に関するコラム記事を書く場合、病気の原因、症状、予防策、治療法など幅広い情報をカバーすることで網羅性が高まります。これにより、読者はひとつの記事で必要な情報をすべて得ることができます

また特定の病気について深く掘り下げた記事を作成することで、記事の専門性が確保され、読者に信頼されやすくなります。

さらに、医師が監修したり信頼性の高い医療機関や学術論文からの引用を加えることで権威性が高まり、検索エンジンからも高く評価されやすくなります。

これにより読者は知りたい情報を安全に深く知ることができ、SEOの評価は高まります。

ブログ記事は専門性・独自性

ブログ記事では、専門性と独自性が鍵となります。

たとえば、旅行ブログであれば、特定の地域やテーマに特化した詳細なレビューや、地元の人しか知らない情報を提供することで専門性を示します。

また、個人的な体験談やユニークな視点を書き込むことで独自性を出すことができます。旅行中に出会った人々とのエピソードや、特別な体験をシェアすることで、他のブログにはないオリジナルのコンテンツを提供することができます。

これにより読者にとって有益で魅力的な記事となり、SEO評価が高まります。

ニュース記事は更新頻度(速報性)・信頼性

ニュース記事では、更新頻度(速報性)と信頼性が最も重要です。

ニュースはその名の通り最新情報を提供することが命であり、速報性が求められます。たとえばスポーツの試合結果や政治の最新動向をタイムリーに報道することで、読者の関心を引き続けることができます。

またサイト全体の信頼性がなければ、安心して公開できるニュース情報とみなされません。ニュースサイトでは、記者が現地取材をおこない、正確な情報を基に記事を作成し続けることで信頼性を高めています。

SEO記事制作の流れ

それではここから、具体的なSEO記事制作の流れについてみていきましょう。

狙うべきキーワードを決める

まず最初におこなうことは、狙うべきキーワードを決めることです。キーワードとは、ユーザーが検索エンジンで検索する際に使う言葉のことです。

たとえば、子育てに関する内容を発信するサイトの場合、まずはGoogleキーワードプランナーやラッコキーワードなどで「子育て」に関連する、過去に検索された語句をリストアップしていきます。そしてそこから競合性の低いものを絞り込んでいきます。(競合性はGoogleキーワードプランナーにて調べられます。)

その中から記事作成したいキーワードの候補を選別し、ツールを使用して具体的な検索ボリュームを調査します。たとえば「子育て ルーティン」というキーワードならばもし検索1位になった場合、月間4,320件ほどのアクセスが見込まれることがわかります。(aramakijakeを使用した場合)

次に検索エンジンで実際にそのキーワードを検索してみます。そこで表示される競合サイトをみて、勝てるかどうかを判断します。

たとえばドメインパワーが70以上のサイトが1位だったり、あまりにも権威性の高いサイトだった場合、検索1位になる見込みは薄いので避けた方がいいといえます。

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他社の記事内容を調査する

次に、他社の記事内容を調査します。競合がどのような記事を書いているかを知り、自分の記事に活かすためです。

狙いたいキーワードで上位に表示されている記事を実際にクリックし、内容や構成、使われているキーワードを分析します。10位くらいの記事までチェックできれば理想です。

この調査を通じて、競合に対して差別化できるポイントや、自分の記事で補完すべき情報を見つけることができます。

記事の見出しと構成を決める

調査をもとに、記事の見出しと構成を決めます。これらは記事の骨組みとなる部分であり、ユーザーが読みやすく理解しやすいように設計することが重要です。

また実際に検索したときに現れたサジェストワードや「関連する質問」「他の人はこちらも検索」に記載された内容もチェックして、見出しのアイディアに活用します。

極端に言えば、すでに検索1〜3位になっている他社の記事に書かれていることは網羅するべきです。内容をさらに濃くできれば理想ですが、それが難しい場合は切り口を変えたり、視点を変えたりして工夫します。

さらにあなたにしか書けない独自の情報を項目に入れ込みます。オリジナルの視点や経験を記載することで、SEOの評価基準のひとつ「独自性」にアプローチします。

正直、この見出しを決めるプロセスでSEO記事の結果は決まるといっても過言ではありません。ここまでの調査を丁寧におこない、アクセスの見込める記事構成を考えましょう。

見出しと構成はGoogleスプレッドシートやExcelなどを使用して、わかりやすくまとめて記録するとリライトや分析の際に役立ちます。これを記事構成書と呼ぶことが多いです。

記事を執筆する

見出しが決まったら、実際に記事を執筆します。

作成した構成どおりに、読者にとって有益な情報を提供します。文章は簡潔でわかりやすく、専門用語はできるだけ避けるか、必要に応じて説明を加えます。

文字数にボリュームを持たせる意味はないので、意味のない重複表現などは避けましょう。

サイトに掲載する

最後に、完成した記事をサイトに掲載します。

掲載時にはメタディスクリプションを記載します。タグの記載が必須だという専門家も多くいますが、当方は必要ないと考えています。メタディスクリプションが書かれているのであれば大丈夫です。

なおメタディスクリプションはメインの読者がPCを使うか、スマホを使うかで適正の文字数が変わります。PCの場合は160字程度スマホの場合は50〜100字程度がいいでしょう。

また、内部リンクを適切に設定し、他の記事との関連性を高めることで、サイト全体のSEO効果を向上させます。記事の公開後も、定期的に更新や改善を行うことで、継続的に検索エンジンから評価される記事を維持します。

キーワード選定の考え方

SEO記事を作成する際に最も重要なステップのひとつがキーワード選定です。

これが正しくできていなければ、いつまでたってもアクセスのない記事しか作れません。さらにアクセスが上がっても、売上にまったく繋がらないという事態もあり得ます。

正しくキーワードを選ぶコツについて、みていきましょう。

できるだけ競合性は低いほうがいい

もちろんアクセス数が多いキーワードは魅力的ですが、競合が多いと上位表示されるのが難しくなります。そこで、できるだけ競合性が低いキーワードを選ぶことが重要です。

例えば、「ダイエット」というワードは16万以上のアクセスがあり、検索ボリュームは非常に高いですが、競合性も比較的高いです。それに対して「ダイエット メニュー 1 週間」というキーワードの場合は「ダイエット」よりも具体的で、競合が少ないです。ちなみに検索ボリュームはだいたい300前後ほどです。

できるだけコンバージョンに近いほうがいい

キーワードはできるだけコンバージョンに近いものを選びましょう。

コンバージョンとは、ユーザーがサイト上で特定の行動を取ること(例えば、商品購入や資料請求)を指します。

例えば、「ダイエット サプリメント 購入」というキーワードは、具体的な商品を探しているユーザーが検索するため、コンバージョン率が高い可能性があります。

このようなキーワードを選ぶことで、運営するWebサイトを実際のビジネス成果に結びつけることができます。

ビッグワードとロングテールワード

SEOの世界では検索ボリュームが多く競合性も高いキーワードのことをビッグワードと呼びます。それに対して、検索ボリュームは少ないものの、競合性の低いキーワードのことをロングテールワードと呼びます。

明確な定義はありませんが、だいたい月間検索ボリュームが1万アクセス以上のワードがビッグワード、それ未満のものがロングテールワードと認識されることが多いです。また1000〜1万の間のアクセスのキーワードをミドルワードと呼ぶ人もいます。

ロングテールワードは前述の「ダイエット メニュー 1 週間」のような3〜4語ほどを組み合わせたものであることが多いです。このようなキーワードで検索1位をとると、競合性の少ない中でかなり長期にわたって一定のアクセスを担保することができます。

たとえばダイエットに関する商品を売りたいサイトの場合、このようなロングテールワードを積み重ねて、最終的にサイト全体が「ダイエット」というビッグワードで検索上位をとれるように戦略を立てていきます

アクセスだけを重視してキーワードを選ぶのはNG!

検索ボリュームが高く、競合性の低いキーワードを探して上位表示を成功させることは、実はそこまで難しいことではありません。ただしアクセスが格段に増えたとしても、コンバージョンができないキーワードでは意味がありません

たとえばあなたがメルマガ配信サービスを販売しているとして、アクセスが高いからといってビジネスメールの記事ばかりを量産していても、それはコンバージョンには繋がりません。メルマガとビジネスメールでは、その検索ユーザーの意図や質が全く異なるからです。

このようにアクセスが見込めるからといってサイトのコンセプトやコンバージョンから遠いキーワードばかりを選んでしまうと、Googleはそのサイトがどのような趣旨で作られたものかを正しく理解できません。こうして本来集客したいキーワードで検索上位をとれなくなると、いつまでもコンバージョンのできない、つまり売上の上がらないサイトになってしまうのです。

せっかくサイトを運営しているのであれば、最終的にコンバージョンにつながるコンテンツづくりを常にこころがけましょう。

子記事を積み重ねて親記事を検索1位にする

前章では記事コンテンツによりロングテールワードでのアクセスを積み重ねることで、サイト全体で狙いたいビッグワードにつなげるという基本戦略についてご説明しました。

次はそれを踏まえたうえで、各記事コンテンツでの細かい戦略について少し触れていこうと思います。

クラスター型コンテンツ制作

アクセス1万以上のキーワードで記事を上位表示させたい場合、その記事単体では上手くいかないことが多いです。その理由として、Googleからその記事は専門性に欠けると判断されてしまうことがあげられます。

たとえばいま「断食 ダイエット」(月間検索ボリューム2万ほど)についていくら網羅的な記事を1本作成して公開しても、おそらくこのキーワードにおける検索1位にはなれないでしょう。それは、そのサイトにおいて「断食ダイエット」についての記事が他にないからです。

この場合、この網羅的な記事を親記事として、その子記事となるコンテンツを制作することでサイトにおける「断食 ダイエット」への専門性を高めます。

具体的には、「ファスティング やり方」や「断食 効果」といった「断食 ダイエット」に関連するキーワードの子記事を作成して公開します。その際、親記事や子記事同士の内部リンクを忘れずに設置します。

しっかりと検索順位のとれる子記事を追加することにより、「断食 ダイエット」に関する専門性が高いとGoogleに認知されます。そして結果的に、親記事の検索順位が上がるという仕組みです。

このような記事コンテンツ制作の戦略を、クラスター型コンテンツ制作と呼びます。

当社オススメ!キーワード調査に使用できる無料ツール5選

それではキーワードの調査に使える無料ツールについてご紹介いたします。これらはプロの現場でも使われているものですが、無料ユーザーのままで十分活用することができるのでオススメです。

Googleサーチコンソール

言わずと知れた、Google公式の無料分析ツールです。

こちらではGoogleの検索エンジンにおけるサイトのクリック数表示回数クリック率(CTR)平均検索順位検索表示されたキーワード(クエリ)などがページ単位で見ることができます。

またページごとのインデックス情報(Googleに検索対象のサイトとして登録されているかどうか)や表示状況の確認なども可能です。

データは過去16ヶ月分まで閲覧することができます。

ラッコキーワード

こちらも有名なツールですが、間違いなく便利です。

ラッコキーワードでは検索エンジンで実際に入力されたサジェストワード(組み合わせ語句)について調べることができます。

たとえば「ダイエット」と入力すれば、

ダイエット 食事ダイエットレシピダイエットサプリダイエットアプリダイエット おやつダイエットスープダイエット 夜ご飯ダイエットパッチダイエット 朝ごはん

などが表示されます。(実際はもっと大量に表示されます!)

このデータを元に、検索ユーザーの意図の傾向やペルソナ像をイメージしていきます。

また語句の組み合わせを記事のキーワード候補にすることも可能です。

ただし、検索ボリュームと競合性が表示されないので、次に説明するaramakijakeやキーワードプランナーなどのツールでひとつひとつ入力して確認する必要があります。

▼ラッコキーワードはこちら▼

https://related-keywords.com

aramakijake

このツールは各キーワードの検索ボリュームを推測してくれるツールです。Googleだけでなく、Yahooの検索エンジンでのボリュームまで出力してくれます。

決して過去のデータではなく、あくまでそこから導き出した当月の予測値なので、こちらの数字が正しいわけではありません。しかしかなり信頼できるツールだと当方は感じています。

▼aramakijakeはこちら▼

https://aramakijake.jp

キーワードプランナー

こちらもGoogleのツールで、Google広告のなかに含まれているキーワード調査ツールです。Google広告を出さない方でも、ユーザー登録をするだけで使用することができます

このツールでは、キーワードの関連語句を一覧で見ることができ、それぞれの検索ボリュームと競合性を見ることができます。とくに競合性については、無料で見られるツールが限られているので非常に重宝します。

ただし、月に1,000円以上の広告出稿をしていないと、検索ボリュームのデータが少し曖昧になります。(たとえば130だった場合、100〜500といった表示になる。)

Ubersuggest

こちらは競合のサイトに関して、その月間アクセスドメインパワー被リンク数取得しているキーワードを見ることができるツールです。ドメインパワーを無料で調べられるツールはあまりないので、その点でとくに重宝します。

Chromeブラウザの拡張アプリなので、画面右上をポチっとするだけで調査できるところも魅力的です。

ただし無料プランだと1日に調査できるサイト数は3つなので、検索1〜3位のサイトだけを調べたり、ベンチマークとなるサイトの情報はメモしたりと工夫は必要です。ちなみに有料プランだと月2,999円からとなります。

▼Ubersuggestはこちら▼

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SEO施策の結果分析

いざSEO記事を投下したからといって、その結果をきちんと分析しなければ意味がありません。なんとなくアクセスが高まった、変わらなかった、という所感だけではサイト全体の改善は見込めないでしょう。

この章では、SEO記事の結果分析について具体的な方法を解説します。実際に使うツールはGoogleサーチコンソールとGA4のふたつで十分だと思います。

Googleサーチコンソールでコンテンツの結果を見る

SEOの分析において、とくに重要なのはサーチコンソールをよく見ることです。よくGA4だけを見てなんとなく安心している方がいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。

サーチコンソールでは検索エンジンにおける表示数とクリック数を見ることができます。この数字こそが、SEOで追うべき基本的な数字です。

このクリック数をいかに上げていくか、がSEOにおける目標(KPI)のひとつです。そのために表示回数をいかに上げていくか、クリック率(CTR)をいかに上げていくか、平均検索順位をいかに上げていくか、を考えます。

また検索クエリ(検索表示されたキーワード)を見ることも非常に大切です。狙ったキーワードでどのくらい表示されたのか、どのくらいクリックされたのかをすり合わせることが出来るからです。

リライトの際には、その検索クエリに合わせて情報を濃くすることによって着実に順位上げを狙うことができます。

サーチコンソールではこれらの数字をページ単位で見ることができますので、新しい記事の結果を追っていくにはまずこのツールを使うべきでしょう。

サイトがいまGoogleにどのようなキーワードで認知されているのか、数字はどのように推移しているのかを確認することから分析はスタートします。

GA4でユーザーの満足度を見る

Googleアナリティクス(現GA4)では、イベント数、滞在時間、コンバージョン数、ユーザー属性などを確認します。

サイト全体のアクセスに関しては、Googleアドセンスなどをサイトにつけている方にとっては重要な指標になるかと思います。そうでない限りは、あまり必要ないかもしれません

それよりも重要なのは滞在時間とイベント数です。GA4ではページごとのデータも見ることが可能ですので、ここについてはしっかりと確認しておきましょう。このふたつは訪問者のエンゲージメント(≒反応)に関する指標です。この数字によって、サイト全体や記事コンテンツの満足度を推測することが可能です。

クリックはされていても、すぐにユーザーが出ていってしまっているようでは中身のあるコンテンツとはいえません。そのようなページは検索順位も落ちていってしまいますので、対策を打つ必要があるといえます。

サーチコンソールで「どうしてこんな結果なの?」と思った場合、GA4を確認することをオススメします。ここにヒントがあるかもしれません。

コンバージョンに関してはコンバージョンタグをつけていれば計測することができます。ECサイトの場合は割と容易に設定できますが、そうでない場合は少しシステムに関する専門的な知識が必要になります。

また、定期的にユーザー属性をチェックすることも大切です。訪問するユーザーのメインが男性なのか女性なのか、PCからの閲覧が多いのか、スマホからの閲覧が多いのかなどの情報によって、サイトのUIUXを変更する必要があるからです。

絶対にやってはいけない3つのこと

SEOの施策をしていく上で、絶対にやってはいけないことがあります。この章では、そのうち代表的な3つの事柄についてご説明します。

他サイトの記事をコピペする

これはもう、基本中の基本です。

コピペはGoogleが日頃からクローラーを飛ばしてスパム登録にいそしんでいるほど、NGとされていることです。

2024年の3月に実施されたコアアップデート(Googleが検索アルゴリズムを変更する)では、さらにこのスパム判定が厳しくなり、以前までは見逃されていたコピペや翻訳記事などが一斉に摘発されました。

その結果、50万ほどあったPVが5万ほどまで一気に落ちてしまったという事例も確認しています。

記事を短時間で量産する、という目的でコピペをする方は結構いらっしゃいます。しかし、何の意味もないことなので、絶対にやめてください。

中身のない内容で文字数を稼ぐ

SEO記事は文字数を多くすることが大切、と言われていた時期があります。

しかしそれは、検索エンジンの黎明期の話。いまとなっては何の意味もないことです。

無意味な文字数稼ぎは、単に読者の読みづらさを招き、ユーザビリティの低下にしか繋がりません。その結果、離脱が増えて滞在時間が減り、SEOの評価は下がります

なお記事の適切な文字数は、その記事が網羅するべき内容によります。もっと正確にいえば、検索流入したユーザーが求めている情報の網羅すべき内容によります

たとえばこの記事のように、SEOの概要を広く知りたいというユーザーが対象となった記事の場合、適切な文字数はかなり多くなります。だいたい1万文字を超えることが多いでしょう。

被リンクの購入

被リンクを購入するのは絶対にやめましょう。Googleにスパムリンクだという評価をされてしまい、そのあとのサイトの成長が絶望的になります。

被リンクを販売する業者は無数のゴーストサイトを利用してリンクを大量に貼ります。被リンク先のサイトや貼られる先の記事の文脈についてはGoogleによってしっかりと調査されますので、どんなに数を増やしても意味がありません

被リンクは質と量の両方が重要であり、スパムリンクを避け、信頼性の高いサイトからのリンクを目指すことが大切です。

SEO記事制作の相場

検索順位を上げることを目的としたSEO記事に関して、その相場は高めだといえます。戦略や記事構成、キーワード選定を抜いた純粋な文章制作だけで、1記事あたり安くても3万円ほどになります。

クラウドワークスなどで1文字2円を下回る価格の自称ライターが多くいますが、彼らは間違いなく素人です。プロのライターは、そんな値段で仕事を受けませんし、素人ライターにライティングを頼んでもかえって編集に時間がかかってしまいます。これは私の経験談です。そのような依頼をするくらいなら、ご自身でchatGPT4oに書いてもらって、編集をしたほうがよほど効率的だといえます。

効果の出る戦略や記事構成、キーワード選定、文章作成、画像選定、掲載までを含めたワンストップでのSEO記事制作の相場は、一文字あたりだいたい6円〜10円ほど。1記事あたりの換算では安くても6万円ほどとなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はかなりのボリュームとなりましたが、SEOの解体新書と題してその概要やポイントを細かくご説明させていただきました。

SEO記事とは一言でいえば、ユーザーが検索する際に役立つ情報を提供する記事のことです。適切なキーワードを含め、関連性の高い情報を網羅することで、Googleから「有益なサイト」と認識され、上位表示されやすくなります。

SEO評価のポイントとしては、網羅性、専門性、独自性、権威性、信頼性、更新頻度、被リンク数、ドメインパワー、UIUXの最適化が挙げられます。

SEOコンテンツの制作はまず、狙うべきキーワードを決めることから始めます。例えば、「ダイエット サプリメント 購入」というキーワードは、具体的な商品を探しているユーザーが検索するため、コンバージョン率が高いです。次に競合サイトを調査し、自分の記事に活かすための構成を決めます。見出しと構成を決めたら、実際に記事を執筆し、サイトに掲載します。掲載後も定期的に記事を更新し、内部リンクを適切に設定することで、サイト全体のSEO効果を向上させます。

キーワード選定の際にはそのキーワードの競合性やコンバージョンとの関係性をよく吟味します。aramakijakeやキーワードプランナーなどの無料ツールを使用して調査するのが便利です。ただし決して検索ボリュームだけを重視してはいけません

質の高いSEO記事を制作するためにはプロの力が必要です。SEOライターや記事編集のプロを見極めるためには、依頼者自身が基本的なSEO知識を持っておくことが重要です。ワンストップでのSEO記事制作の相場は、一記事あたり6万円から10万円程度です。

ぜひSEO施策を始める際のバイブルとして、当記事をご活用いただけたら幸いです!

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