検索ボリュームとは?調べ方・目安・成果につなげるキーワード選定をわかりやすく解説

検索ボリュームとは、キーワードが一定期間に検索された回数の目安です。無料で調べる方法や数値の見方、SEOで成果につながるキーワードの選び方、よくある失敗までわかりやすく解説します。

SEOの記事企画では、「検索ボリュームが大きいキーワードから記事を作ればよい」と考えてしまいがちです。

しかし、検索回数が多いキーワードを選んでも、競合が強すぎて上位表示できなかったり、アクセスは増えても問い合わせや購入につながらなかったりすることがあります。

反対に、検索ボリュームが小さくても、検索する目的が明確で、自社の商品やサービスと深く関係するキーワードなら、大きな成果を生む可能性があります。

検索ボリュームは、キーワードの価値を決定する数字ではなく、検索需要を把握して施策の優先順位を決めるための目安です。

検索意図や競合状況、自社の専門性、成果への近さと組み合わせて見ることで、限られた制作予算や人員を有効に配分できます。

また、検索結果に広告や動画、生成AIによる回答などが表示される現在は、検索回数がそのままサイト訪問数になるとは限りません。

検索順位だけでなく、表示回数やクリック率、指名検索、問い合わせなども含めて評価する視点が必要です。

そこで今回は、検索ボリュームの意味から調べ方、成果につながるキーワードの選び方までを実務の流れに沿って整理しました!

記事を読み進めることで、数字に振り回されず、自社サイトの状況に合ったキーワードを選べるようになります。

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目次

検索ボリュームとは?数字の意味とSEOでの役割をつかもう!

検索ボリュームとは、特定のキーワードがGoogleなどの検索エンジンで一定期間に検索された回数を示す目安です。

SEOでは、どのテーマにどの程度の検索需要があるのかを判断し、記事やページを作る順番を決めるために利用します。

検索ボリュームが大きいキーワードで上位表示できれば、多くの検索者との接点を作れる可能性があります。

一方で、需要が大きなキーワードほど企業サイトや専門メディアが参入しやすく、上位表示の難易度も高くなる傾向があります。

また、検索ボリュームは検索者の人数ではなく、検索が行われた回数の推定値です。

同じ人が複数回検索することもあるため、「検索ボリュームが月間1,000回なら、1,000人が検索している」とは限りません。

数値はツールや設定条件によっても変わるため、絶対的な正解としてではなく、キーワード同士の需要を比較する指標として使うことが大切です。

最終的には検索意図、競合性、事業との関連性、コンバージョンへの近さを含めて、対策する価値を判断します。

検索ボリュームは「一定期間に検索された回数」の目安!

検索ボリュームを調べる際は、一般的に「月間平均検索ボリューム」と呼ばれる数値を確認します。

これは、対象キーワードが1か月当たりに検索される回数を推定した値です。

たとえば、月間平均検索ボリュームが1,000回と表示されている場合、毎月必ず1,000回検索されるわけではなく、調査対象期間の平均的な需要を示しています。

季節商品やイベント、ニュースに関係するキーワードでは、月によって検索回数が大きく変わることもあります。

また、表示される数値は実際の検索を一件ずつ数えた確定値ではなく、過去のデータなどを使って算出された見積もりです。

地域、言語、検索ネットワーク、端末、調査期間といった設定条件が異なれば、同じキーワードでも結果が変わります。

検索ボリュームとSearch Consoleの表示回数も同じ指標ではありません。

検索ボリュームは市場全体の検索需要を推測する数値ですが、表示回数は自社ページが検索結果に表示された実績です。

企画段階では検索ボリュームを使い、公開後は表示回数やクリック数を確認することで、予測と実績の両面から判断できます。

ビッグ・ミドル・ロングテールの違いを押さえよう!

SEOでは、検索ボリュームやキーワードの具体性によって、ビッグキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードと呼び分けることがあります。

ビッグキーワードは、「SEO」や「転職」のように意味が広く、多くの検索需要があるキーワードです。

幅広い検索者へ接触できる可能性がある一方、検索目的を絞りにくく、競合サイトも強くなりやすい特徴があります。

ミドルキーワードは、「SEO キーワード選定」のようにテーマがある程度絞られたキーワードです。

検索需要と検索意図の具体性のバランスが取りやすく、サイトの成長段階では重要な対策候補になります。

ロングテールキーワードは、「検索ボリューム 無料 調べ方」のように複数の語句で構成され、悩みや目的が具体的なキーワードです。

一つひとつの検索回数は少なくても、求めている情報が明確なため、問い合わせや購入などの行動につながりやすい場合があります。

ただし、分類する検索回数に統一された基準はありません。

市場規模や業界によって数値の重みが異なるため、固定的な基準ではなく、キーワード同士を比較するための呼び方として活用します。

検索ボリュームが大きいほど良いとは限らない!

検索ボリュームの大きなキーワードは、多くのアクセスを獲得できる可能性がある反面、必ずしも優先して対策すべきとは限りません。

検索需要が大きいテーマには多くの企業やメディアが参入するため、上位表示には豊富な情報量や専門性、サイト全体の評価が求められます。

立ち上げたばかりのサイトがビッグキーワードだけを狙うと、記事を増やしても長期間アクセスを得られないことがあります。

さらに、意味が広いキーワードほど、情報収集、比較、購入など異なる目的の検索が混在します。

上位表示できても、ページの内容と検索者の目的が合わなければ、離脱が増えて成果にはつながりません。

一方で、「料金」「比較」「導入」「依頼」などを含む具体的なキーワードは、検索ボリュームが小さくても行動意欲が高い可能性があります。

BtoBや専門サービスのように市場が限られる分野では、月間数十回の検索でも、見込み顧客との重要な接点になり得ます。

検索ボリュームは足切りの基準ではなく、需要、勝ちやすさ、成果への近さを比較する材料として使うことが重要です。

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検索ボリュームの調べ方!目的に合うツールを選ぼう!

検索ボリュームを調査できるツールには、それぞれ異なる役割があります。

新しい記事のテーマを探す場合は、関連キーワードや検索数の見積もりを確認できるツールが向いています。

すでに公開しているページを改善する場合は、自社サイトが実際に表示された検索語句を確認できるSearch Consoleが役立ちます。

季節による需要の変動や急上昇しているテーマを確認したい場合は、Googleトレンドを組み合わせます。

競合サイトの獲得キーワードや難易度まで詳しく分析する場合は、有料のSEOツールも選択肢になります。

ただし、複数のツールを使うほど正確になるとは限りません。

ツールごとにデータの取得方法や推計方法が異なるため、同じキーワードでも表示される数値が一致しないことがあります。

実務では、日常的に使う基準のツールを一つ決め、補足が必要な場面で別のツールを利用する方法が効率的です。

調査目的に合わせてツールを使い分けることが、数字に迷わないための基本になります。

目的別に使い分けたい代表的な調査ツール!

検索ボリュームの調査で中心となるのが、Googleキーワードプランナーです。

商品やサービスに関連するキーワード候補を探し、月間検索数の見積もりや広告の競合性などを確認できます。

キーワードを一件ずつ調べるだけでなく、複数の候補をまとめて入力できるため、企画段階の需要調査に向いています。

Google Search Consoleでは、自社サイトが検索結果に表示されたクエリ、表示回数、クリック数、クリック率、平均掲載順位を確認できます。

市場全体の検索ボリュームを調べるツールではありませんが、公開済みページの改善候補を見つけるために欠かせません。

Googleトレンドでは、キーワードの人気度の推移や季節性、地域ごとの違いを確認できます。

表示される数値は検索回数そのものではなく、指定した期間や地域における相対的な関心度です。

無料の関連語ツールは、サジェストや複合キーワードを広げる初期調査に適しています。

有料SEOツールは、競合サイトの獲得キーワード、想定流入数、上位表示の難易度などを一括で分析したい場合に役立ちます。

初心者でも迷わない!検索ボリュームを調べる5ステップ

最初の段階では、自社の商品やサービスから直接キーワードを考えるのではなく、顧客が抱える悩みや達成したい目的を書き出します。

たとえば、SEO支援サービスであれば、「アクセスが増えない」「記事のテーマを決められない」といった悩みがキーワードの出発点になります。

次に、悩みと関係する軸キーワードを決め、検索候補や関連語、競合ページの見出しなどから複合キーワードを広げます。

三つ目の段階で、集めた候補をキーワードプランナーなどに入力し、検索ボリュームや競合性を取得します。

四つ目の段階では、表記が違っていても検索目的が同じキーワードを一つのグループにまとめます。

「検索ボリューム 調べ方」と「月間検索数 調べる」のように、同じ情報を求めている語句ごとに別の記事を作ると、ページ同士が競合する可能性があります。

最後に、キーワード、検索ボリューム、検索意図、競合性、関連商品、対応するページ、調査日を一覧表に整理します。

候補の収集、数値の確認、検索意図の整理、優先順位付けの順に進めると、調査結果を記事制作へスムーズに落とし込めます。

ツールによって数値が違う理由も知っておこう!

検索ボリュームを複数のツールで調べると、同じキーワードでも異なる数値が表示されることがあります。

主な理由は、参照しているデータ、対象期間、更新頻度、推計方法、検索地域などがツールごとに異なるためです。

単独のキーワードとして集計するツールもあれば、複数形や表記違い、意味の近い語句をまとめて扱うツールもあります。

月間平均検索ボリュームは過去の一定期間を平均した数値であるため、直近で急激に需要が伸びたキーワードの変化が十分に表れない場合もあります。

Googleトレンドの数値は検索回数ではなく、選択した期間と地域の中で人気度を0から100に調整した相対値です。

検索数が少ないキーワードは、実際に検索されていても0と表示される可能性があります。

そのため、異なるツールの数字を横並びにして、どれが正しいかを決める方法は適切ではありません。

同じツールと同じ条件で複数のキーワードを比較し、需要の大小や増減傾向を判断する使い方が基本です。

重要なテーマはSearch Consoleの実績や問い合わせデータも確認し、推定値だけで判断しないようにします。

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検索ボリュームを成果につなげる!キーワード選定の実践ポイント

検索ボリュームを調べる目的は、単に大きな数字を見つけることではありません。

自社が情報を届けるべき検索者を見極め、成果につながるページを適切な順番で作ることが本来の目的です。

キーワードを評価する際は、検索需要だけでなく、検索意図、競合サイトの強さ、自社の専門性、商品やサービスとの関連性を確認します。

さらに、記事を制作するために必要な時間や取材、監修、更新の負担も考慮しなければなりません。

高い検索順位を獲得しても、求める顧客が訪れなければ、事業上の成果にはつながりにくくなります。

反対に、検索数が少なくても、自社の強みを生かして具体的な疑問へ回答できるキーワードには、高い価値があります。

記事単位で判断するだけでなく、関連ページやカテゴリー、内部リンクを含むサイト全体の構造も設計します。

検索需要と事業成果の両方を見ながら優先順位を決めることが、継続的な集客につながるキーワード戦略の基本です。

「検索需要×勝ちやすさ×事業への貢献」で優先順位を決めよう!

キーワードの優先順位は、検索需要、勝ちやすさ、事業への貢献という三つの軸で評価すると整理しやすくなります。

検索需要では、一定の検索ボリュームがあるか、需要が増えているか、季節による変動があるかを確認します。

勝ちやすさでは、検索上位にどのようなサイトが並んでいるかを実際に確認します。

大手企業や公的機関、著名な専門メディアばかりが表示される場合、同じ形式の記事を作るだけでは上位表示が難しい可能性があります。

自社独自の経験、調査データ、事例、専門家の知見などを加え、既存ページより明確な価値を提供できるかを考えます。

事業への貢献では、問い合わせ、資料請求、購入、店舗訪問、指名検索など、期待する行動への近さを判断します。

検索ボリュームが大きくても、事業との関連が薄ければ優先度は下がります。

反対に、検索数が小さくても、サービスを具体的に比較している検索者へ届くキーワードは優先する価値があります。

各項目を三段階や五段階で採点し、制作コストも加えて比較すると、担当者の感覚だけに頼らない判断ができます。

サイトの成長段階に合わせて狙い方を変えよう!

立ち上げたばかりのサイトでは、検索ボリュームの大きなキーワードよりも、検索目的が具体的なロングテールキーワードを優先します。

自社が詳しく説明でき、強い競合が少ないテーマから記事を増やすことで、検索流入とサイト内の情報を少しずつ蓄積できます。

一定の記事数や検索実績が生まれた成長期には、既存記事と関連するミドルキーワードへ対象を広げます。

個別の疑問に答える記事だけでなく、複数の情報をまとめたページを作り、関連記事から内部リンクを集めます。

さらにサイトが成長した段階では、関連テーマの記事群を土台として、検索需要の大きなキーワードへ挑戦します。

すでに運営実績があるサイトでは、Search Consoleで表示回数が多く、平均掲載順位が上位一歩手前のクエリを探す方法も有効です。

新しい記事を一から作るより、既存ページへ不足情報を追加したほうが、少ない負担で成果を得られる場合があります。

サイトの現在地に合った難易度を選ぶことが、限られた予算や人員を無駄にしないポイントです。

キーワードをサイト構造へ落とし込み、記事同士をつなげよう!

キーワード調査で集めた候補を、そのまま一つずつ記事にする方法は避ける必要があります。

表現が異なっていても検索意図が同じキーワードは、一つのページでまとめて回答するのが基本です。

似た内容の記事を複数作ると、検索エンジンがどのページを評価すべきか判断しにくくなり、サイト内で順位を競い合う可能性があります。

一方、同じテーマでも検索目的が異なる場合は、ページを分けてそれぞれの疑問に回答します。

たとえば、「検索ボリュームとは」は意味を知りたい検索ですが、「検索ボリューム 調べ方」は具体的な手順を求める検索です。

情報量や検索結果の傾向を確認し、一つの記事に統合するか、別ページに分けるかを決めます。

サイト構造では、検索需要が大きくテーマ全体を扱うページを中心に置き、具体的な悩みを扱う記事から内部リンクでつなぎます。

関連ページをまとまりとして設計することで、読者が次に必要な情報へ移動しやすくなります。

記事を作る前に既存ページとの重複を確認し、一つの検索意図に対して中心となるページを一つ決めることが重要です。

数字だけを信じない!よくある失敗と確認ポイント

よくある失敗は、検索ボリュームが大きい順に記事を作り、自社との関連性や上位表示の難易度を確認しないことです。

需要が大きくても、専門性を示せないテーマや商品につながらないテーマでは、制作費を回収できない可能性があります。

検索ボリュームが0または少数と表示されたキーワードを、機械的に候補から外すことにも注意が必要です。

新しい商品名や専門的な悩み、地域性の高いサービスなどは、ツールで十分なデータを取得できなくても、実際の顧客が検索している場合があります。

季節性を確認せずに記事を公開し、需要のピークを逃すことも代表的な失敗です。

検索結果に広告、地図、ショッピング枠、動画、生成AIによる回答が多く表示される場合、検索ボリュームが大きくても通常の検索結果がクリックされる割合は低くなる可能性があります。

そのため、検索回数からアクセス数を単純計算してはいけません。

公開後はSearch Consoleやアクセス解析を使い、表示回数、クリック率、流入後の行動、問い合わせを確認します。

検索ボリュームは事前予測、公開後のデータは実績と捉え、結果に応じてタイトルや本文、内部リンク、優先順位を見直します。

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まとめ|検索ボリュームを「記事を作る順番」の判断に役立てよう!

検索ボリュームとは、特定のキーワードが一定期間に検索された回数を示す目安です。

検索者の人数や将来のアクセス数を保証する数字ではなく、キーワード同士の検索需要を比較するために使います。

調査では、キーワードプランナーで需要の見積もりを確認し、Googleトレンドで季節性や需要の変化を把握します。

公開済みのページについては、Search Consoleで実際の表示回数、クリック数、クリック率、掲載順位を確認します。

対策キーワードを決める際は、検索ボリュームの大きさだけでなく、検索意図、競合性、自社の専門性、事業への貢献を組み合わせて評価することが重要です。

立ち上げ期は具体的で勝ちやすいロングテールキーワードから始め、サイトの成長に合わせて検索需要の大きなテーマへ範囲を広げます。

また、生成AIによる回答や多様な検索結果が表示される環境では、検索回数とサイト訪問数が一致するとは限りません。

検索順位やアクセスだけでなく、指名検索、問い合わせ、ブランドの認知なども含めて成果を判断する必要があります。

まずは自社に関係するキーワードを一覧にし、検索需要、勝ちやすさ、事業への貢献の三つで優先順位を付けてみましょう。

小さくても成果に近いキーワードから改善を積み重ねることが、将来の検索環境にも対応できる情報資産につながります。

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この記事を書いた人

川上サトシ。Webマーケター合同会社ぎあはーと代表。
東京学芸大学卒業後、ヴァイオリニスト兼イベンターとして活動していた20代の頃、マーケティングの重要性を痛感。ネットオークション専門店やWeb広告会社を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当として地域密着型引っ越し会社のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して独立。その後も企業のオンラインイベントで【1,330名の集客を成し遂げる】など活躍を広げている。専門はSEOと広告運用ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動している。

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