直帰率と離脱率の違いとは?GA4での確認方法・計算方法・改善策をわかりやすく解説

直帰率と離脱率の違いをGA4の現行定義に沿って解説します。確認方法や数値の判断基準、改善ページの優先順位、表示速度や導線を見直す実践手順までわかりやすくまとめました。

GA4で直帰率や離脱数を確認しても、「数値が高いから改善が必要」と判断するだけでは、具体的な施策にはつながりません。

直帰率は訪問全体の反応を捉える指標であり、離脱率は各ページが出口になった割合を捉える指標であるため、分析する対象が異なります。

どちらの数値も、ページの目的や流入経路、キーイベント、コンバージョンなどと組み合わせて評価することが大切です。

たとえば、問い合わせ完了ページからの離脱は自然ですが、入力フォームの途中で離脱が集中している場合は、改善すべき問題が隠れている可能性があります。

そこで今回は、直帰率と離脱率の違いからGA4での確認方法、改善ページの選び方、具体的な対策までを実務の流れに沿って整理しました!

数値をただ下げるのではなく、サイト回遊や問い合わせにつながる改善策を選べる状態を目指しましょう。

▼広告費用の高騰やこれからのSEOに不安がある方はすぐにご相談ください▼

▼SEOについて詳しい内容はこちら▼

あわせて読みたい
SEOの解体新書!押さえるべき9つのポイントなどを専門家が徹底解説! 「SEO」という言葉は世間一般的なものになりつつあります。しかし、それを意図的に出来ている会社は少ないように見受けられます。なぜならば、SEOには専門技術が必要だからです。そこで今回は、正しいSEOの認識から押さえるべきポイント、キーワード選定や記事の制作の流れについて、できるだけ詳しく解説をさせていただきます。
目次

まず違いを一発で整理!直帰率と離脱率が示すユーザー行動

直帰率と離脱率は、どちらもユーザーがサイトを離れた行動に関係しますが、同じ意味の指標ではありません。

直帰率ではセッション全体に十分な反応があったかを確認し、離脱率では特定のページがユーザー行動の終点になった割合を確認します。

つまり、直帰率はセッション単位離脱率はページ単位で考えると、両者の違いを整理しやすくなります。

また、従来のユニバーサルアナリティクスとGA4では直帰率の定義が変わっているため、過去の解説にある「1ページだけ見て帰った割合」という理解だけでは正しく分析できません。

最初に各指標の定義と使い分けを押さえておくことで、見るべきレポートや改善対象を選びやすくなります。

直帰率は「十分な反応がなかった訪問」の割合!

GA4における直帰率は、エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合です。

エンゲージメントセッションとは、「10秒以上継続した」「キーイベントが発生した」「ページビューまたはスクリーンビューが2回以上発生した」のいずれかを満たすセッションを指します。

どの条件も満たさなかったセッションが直帰として扱われるため、直帰率は「100%-エンゲージメント率」という関係になります。

たとえば、1ページしか閲覧されていなくても、ページを10秒以上表示していた場合や、資料ダウンロードなどのキーイベントが発生した場合は直帰になりません。

反対に、ページを開いて10秒未満で離れ、キーイベントも次のページへの移動もなかった場合は直帰として記録されます。

したがって、GA4の直帰率は単純な閲覧ページ数ではなく、訪問後に意味のある反応が生まれたかを見る指標として活用することが重要です。

離脱率は「そのページが最後になった割合」!

離脱とは、特定のページや画面でセッション内の最後のイベントが発生したことを指します。

ユーザーが1ページだけ閲覧した場合も、複数ページを回遊した場合も、最終的に閲覧していたページには離脱が記録されます。

GA4では「離脱率」という指標が標準レポートに用意されているわけではありませんが、離脱数はデータ探索で確認できます。

ページ表示に対する出口の割合を把握する場合は、「離脱数÷表示回数×100」という計算方法を社内の分析ルールとして統一すると比較しやすくなります。

ただし、ユーザーは必ずどこかのページでサイトを離れるため、すべての離脱をなくす必要はありません。

重要なのは、商品詳細から購入画面へ進んでほしい場面や、フォームを送信してほしい場面など、本来は離脱してほしくないページで離脱が増えていないかを調べることです。

「入口を見る直帰率」と「出口を見る離脱率」で覚えよう!

直帰率と離脱率の違いは、入口を見る指標か、出口を見る指標かで整理すると理解しやすくなります。

直帰率は、そのページから始まったセッションに十分な反応があったかを確認するため、ランディングページの評価に適しています。

一方の離脱率は、入口として訪れたか、ほかのページから移動してきたかにかかわらず、対象ページが最後になった行動を捉えます。

たとえば、記事Aだけを10秒未満閲覧して離れた場合は、記事Aで直帰と離脱の両方が発生します。

記事Aを読んで商品ページBへ進み、商品ページBでサイトを離れた場合は、記事Aでは直帰せず、商品ページBで離脱したことになります。

直帰率は流入直後の期待との一致を調べる際に役立ち、離脱率はサイト内導線の詰まりを探す際に役立つと覚えておきましょう。

数値が高くても問題とは限らない!ページの目的から判断しよう

直帰率や離脱率は、数値が高いという理由だけで改善対象にするべきではありません。

用語の意味を調べる記事や営業時間を確認するページでは、1ページだけで目的を達成し、満足してサイトを離れるケースがあります。

問い合わせ完了ページや購入完了ページも、次に閲覧してほしいページがなければ、離脱率が高くても自然な状態です。

また、1ページで申し込みまで完結するランディングページでは、回遊が少なくてもキーイベントやコンバージョンが発生していれば、事業上の役割を果たしています。

反対に、直帰率や離脱率が低くても、必要な情報が見つからず複数ページを行き来しているだけなら、良好なユーザー体験とはいえません。

数値の高低ではなく、ページの目的を達成できたかと、期待する次の行動につながったかを判断基準にしましょう。

▼広告費用の高騰やこれからのSEOに不安がある方はすぐにご相談ください▼

GA4で迷わず確認!改善すべきページを見つける分析方法

直帰率や離脱数を確認するときは、サイト全体の平均値だけを見るのではなく、ページや流入経路、端末などに分けて分析します。

自然検索から訪れたユーザーと広告から訪れたユーザーでは、抱えている課題や検討段階が異なるためです。

さらに、アクセス数が少ないページの極端な数値よりも、流入数が多いページやコンバージョンに近いページを優先する必要があります。

GA4では、ランディングページレポート、自由形式のデータ探索、経路データ探索、ファネルデータ探索などを目的に応じて使い分けられます。

数値を眺めるだけで終わらせず、「どのページで、どのユーザーに、どのような問題が起きているか」を絞り込むことが分析の基本です。

直帰率は「ランディングページ」と「エンゲージメント率」をセットで確認!

直帰率を分析する際は、サイト内のすべてのページを一括で比較するのではなく、ランディングページ単位で確認します。

GA4のランディングページレポートでは、ユーザーがサイトを訪れたときに最初にアクセスしたページと、そのページから始まった訪問の状況を把握できます。

直帰率が表示されていない場合は、詳細レポートのカスタマイズ画面から指標を追加します。

レポートの指標を変更するには編集者または管理者の権限が必要なため、編集ボタンが表示されない場合は権限設定を確認しましょう。

直帰率だけでなく、対になるエンゲージメント率、平均エンゲージメント時間、キーイベント数、コンバージョン率も並べると、訪問後の反応を立体的に評価できます。

さらに、自然検索、広告、SNS、メールなどの流入経路や端末で分け、特定の条件だけ数値が悪化していないか確認しましょう。

離脱は「離脱数」と経路データ探索で詰まりを見つけよう!

GA4で離脱を確認する場合は、探索メニューから自由形式のデータ探索を作成します。

ディメンションにページタイトルやページパスを設定し、指標に離脱数と表示回数を追加すると、ページごとの出口の多さを比較できます。

ただし、表示回数が数回しかないページでは、少数の離脱だけで割合が大きく変わるため、割合と母数をセットで確認することが欠かせません。

経路データ探索では、特定のページを始点または終点として設定し、その前後で閲覧されたページや発生したイベントをツリー形式で確認できます。

フォーム入力やカート、料金確認などの重要な行動は、ファネルデータ探索を使って段階ごとの通過状況を確認すると、離脱が集中する箇所を見つけやすくなります。

数値から問題のある場所を絞り込んだ後は、実際の画面を操作し、表示崩れや説明不足、分かりにくいボタンがないかを目視で確認しましょう。

平均値に振り回されない!自社に合った比較軸を持とう

直帰率や離脱率に、すべてのサイトへ共通する理想値はありません。

ブログ記事、商品ページ、会社情報、ランディングページでは役割が異なるため、サイト全体の平均値だけで良し悪しを決めると判断を誤ります。

自然検索と広告でもユーザーの目的や期待が違うため、複数の流入経路を混ぜた数値ではなく、同じ条件同士で比較することが大切です。

端末別の比較も欠かせず、パソコンでは問題がなくても、スマートフォンだけ文字やボタンが見づらくなっている場合があります。

基本となる比較方法は、同じページの前月比や前年同月比、改善前後の変化、同じ役割を持つページ同士の差です。

業界平均は参考情報にとどめ、自社サイトの通常値から大きく外れたページや、急激に数値が変化したページを優先して調べましょう。

「アクセス数×事業への影響×数値の異常」で優先順位を決めよう!

改善対象は、単に直帰率や離脱率が高い順番ではなく、アクセス数、事業への影響、数値の異常を掛け合わせて決めます。

流入数が多い記事の直帰率が悪化している場合は、改善によって多くのユーザー行動を変えられるため、優先度が高くなります。

広告費を投じているランディングページも、少しの改善が費用対効果に影響するため、早めに確認する必要があります。

料金ページ、導入事例、商品詳細、カート、入力フォームなど、コンバージョンに近いページでの離脱は、問い合わせや売上の損失につながりやすい問題です。

前月まで安定していたページの数値が突然悪化した場合は、コンテンツの問題だけでなく、計測タグの不備、リンク切れ、表示崩れも疑いましょう。

一方、問い合わせ完了ページなど離脱が想定されるページは除外し、本来期待している行動が起きていないページへリソースを集中させます。

▼広告費用の高騰やこれからのSEOに不安がある方はすぐにご相談ください▼

原因を切り分けて改善!直帰・離脱を減らす実践手順

直帰や離脱が増える原因は、検索意図とのずれ、情報不足、読みにくさ、表示速度、導線、フォームの負担などに分けられます。

原因を特定しないままデザインや文章を一度に変更すると、どの施策が効果を生んだのか判断できません。

最初にGA4で問題のあるページとユーザー層を絞り込み、実際の画面や検索データを確認して改善仮説を立てます。

その後、タイトル、導入文、内部リンク、ボタンなどを一つずつ変更し、改善前後の数値を比較します。

目標は直帰率や離脱率を機械的に下げることではなく、必要な情報を見つけやすくし、次の行動へ迷わず進める状態を作ることです。

検索結果とページ内容をそろえ、訪問直後の「思っていた内容と違う」を防ごう!

検索結果に表示されたタイトルや説明文と、ページを開いた後の内容がずれていると、訪問直後の直帰につながります。

Search Consoleの検索パフォーマンスでは、ページがどのような検索クエリで表示され、どの程度クリックされたかを確認できます。

流入している検索語句を確認し、その質問に対する答えがページ内で分かりやすく提示されているかを点検しましょう。

タイトルで「違い」や「確認方法」を約束している場合は、長い前置きを挟まず、ページの前半で結論や全体像を示すことが重要です。

ファーストビューでは、対象となる読者、解決できる悩み、得られる情報を簡潔に伝えます。

古い情報や根拠の不明確な説明を放置せず、最新の画面や制度に合わせて更新し、検索結果から抱いた期待とページ内容を一致させましょう。

読みにくさと表示の遅さを解消し、ストレスなく閲覧できるページにしよう!

必要な情報が掲載されていても、ページの表示が遅い、文字が小さい、画面が突然動くといった問題があると、閲覧を続けにくくなります。

画像や動画の容量を圧縮し、不要な外部タグや処理を整理して、ページが表示されるまでの負担を軽減しましょう。

Core Web Vitalsでは、読み込み速度、操作への応答性、表示の安定性という三つの観点からユーザー体験を測定できます。

スマートフォンでは、文字サイズ、行間、表の横幅、ボタンの押しやすさ、画像内の文字まで実機で確認する必要があります。

文章量が多いページは、見出し、箇条書き、表、画像、余白を使い、必要な情報を拾い読みできる形に整えます。

画面を覆う広告やポップアップ、リンク切れ、表示崩れ、エラーページも、ユーザーの行動を止める原因になるため、端末別に点検しましょう。

内部リンクとナビゲーションを整え、「次に読むページ」を迷わせないようにしよう!

記事を読み終えた後に進めるページが見つからなければ、内容に満足していてもユーザーは離脱します。

本文中で疑問が生まれるタイミングに合わせて、詳しい解説、事例、料金、商品情報などへの関連性の高い内部リンクを設置しましょう。

すべてのページを無理に回遊させるのではなく、現在の目的を達成するために役立つ選択肢だけを提示することが大切です。

リンクの文言は「こちら」や「詳しく見る」だけにせず、「料金プランを確認する」「導入事例を見る」など、移動先が予測できる表現にします。

パンくずリスト、カテゴリー、グローバルメニュー、関連記事も整理し、現在地と次に進める場所が直感的に分かる構造を作ります。

内部リンクのクリックをイベントとして計測すれば、設置後に次のページへ進むユーザーが増えたかを確認できます。

問い合わせや購入の直前にある「面倒・不安・分かりにくい」を取り除こう!

料金ページや入力フォームで離脱が多い場合は、申し込み直前の負担や不安を洗い出します。

ボタンの文言や設置位置、遷移先を統一し、クリック後に何が起こるのかを分かりやすく伝えましょう。

フォームの入力項目は、本当に必要な情報だけに絞り、住所や会社情報など後から確認できる項目を増やしすぎないことが大切です。

入力エラーが発生した場合は、問題のある項目と修正方法をその場で示し、最初から入力し直す負担を避けます。

料金、契約期間、送料、返品条件、個人情報の扱いなど、行動を止めやすい不安材料は、申し込み前に確認できるようにします。

ファネルデータ探索では、フォーム表示、入力開始、確認画面、送信完了などの段階を設定し、どのステップで離脱が集中しているかを確認できます。

GA4・ヒートマップ・検索データを組み合わせて改善効果を確かめよう!

直帰や離脱の理由は、GA4の数値だけでは断定できません。

まずGA4で問題が起きているページ、流入経路、端末、ユーザー層を絞り込み、Search Consoleで流入している検索語句とのずれを確認します。

ヒートマップでは、ページのどこまで読まれているか、どの場所がクリックされているか、重要な要素が見落とされていないかを確認します。

改善するときは、タイトル、導入文、画像、ボタン、内部リンクを一度に変更せず、検証したい仮説に関係する要素へ絞りましょう。

施策前には、直帰率、エンゲージメント率、離脱数、キーイベント数、コンバージョン率などを記録し、同じ期間や条件で比較できるようにします。

最終的には、直帰率が下がったかだけでなく、資料請求、問い合わせ、購入などの事業成果が増えたかまで確認することが重要です。

▼広告費用の高騰やこれからのSEOに不安がある方はすぐにご相談ください▼

まとめ

直帰率はエンゲージメントが発生しなかったセッションの割合であり、離脱率は特定のページがユーザー行動の出口になった割合です。

どちらも数値が高いだけで問題とは限らず、ページの目的や期待する行動と照らし合わせて評価する必要があります。

最初は、アクセス数が多いランディングページ、広告を配信しているページ、コンバージョン直前のページから確認しましょう。

原因を調べる際は、検索意図との一致、情報の分かりやすさ、表示速度、内部リンク、フォームの負担という順番で切り分けると効率的です。

GA4に加えて、Search Console、ヒートマップ、実際の画面確認を組み合わせることで、数値の背景にある問題を見つけやすくなります。

直帰率や離脱率そのものを無理に下げるのではなく、ユーザーが目的を達成し、自然に次の行動へ進めるページを一つずつ増やしていきましょう。

Webマーケにお悩みなら、「AI×経験×アイディア」のぎあはーとへ!

合同会社ぎあはーとは「AI×プロの経験×アイディア」で強いマーケ戦略を着実にお届けする会社です。

・月間売上を前年比277.4%に
(3,479,415円→9,653,169円)
(上場アパレルメーカーM社:2021年 運用1年)


・新規サイトで月間コンバージョン数を31件へ
( メディア系SaaSツールC社:2025年 施策10ヶ月


・Webイベントで1,330名の参加者集客
(メディア系SaaSツールC社:2026年 イベント期間30日)
※こちらはほんの一例です。

こんな実績を持つマーケティングのプロが、他にできない強い施策を素早く回転させます。

戦略からコンテンツ運用、結果分析までをワンストップで受けつけております。また、10本で8,8000円という格安にてSEO記事制作もお受けしております。

料金表

スクロールできます
内容基本料金
マーケティング顧問業務
LLMO戦略立案・コンテンツ制作・レポート
月額・要お見積もり
SEO記事の制作1本(スポット依頼)
5,000字以上、追加料金なし
キーワード選定等ワンストップ
9,900円(税込)
SEO記事の制作10本(スポット依頼)
合計50,000字以上、追加料金なし
キーワード選定等ワンストップ
88,000円(税込)

まずはオンライン面談によるお見積もり無料のサイト診断ができますので、ぜひお気軽にご相談ください!

この記事を書いた人

川上サトシ。Webマーケター合同会社ぎあはーと代表。
東京学芸大学卒業後、ヴァイオリニスト兼イベンターとして活動していた20代の頃、マーケティングの重要性を痛感。ネットオークション専門店やWeb広告会社を経て、Webコンサル会社のマーケティング担当として地域密着型引っ越し会社のサイトをSEO施策により【半年で1万PVから20万PVまで成長させる】、上場アパレル企業の【売上を1年で3倍にする】など数多くの実績を残して独立。その後も企業のオンラインイベントで【1,330名の集客を成し遂げる】など活躍を広げている。専門はSEOと広告運用ルリニコクのヴァイオリニストとしても活動している。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次