Webサイトのアクセス数が急減し、原因にお悩みではないでしょうか?
それが起きた時期によっては、そのサイトがGoogleコアアップデートの影響を受けてしまっている可能性があります。
Googleコアアップデートは、検索エンジンの中心部分を大規模に見直すアップデートのこと。
一時的なバグやペナルティではなく、Googleが評価する「良いサイト」の基準が変わったことを意味します。
そのため、本質的な改善策を理解し、正しく対処することが不可欠です。
今回はそんなGoogleコアアップデートの定義から最新の動向、過去の事例、そして順位が下がった場合の具体的な対処法まで、Webマーケティング担当者が知っておくべき情報を徹底解説します!

コアアップデートとは
Googleコアアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムの中核部分に対して行う、年に数回の大規模な見直しのことです。
日々の小さな更新とは異なり、このアップデートでは検索結果の評価基準そのものが大きく変更されます。
その目的は、一貫して「ユーザーにとって最も有益で信頼性の高いコンテンツを、検索結果の上位に表示すること」です。
評価基準の変更によって、それまで順調だったサイトでも順位が大きく変動することがあります。
これは、サイトの品質が急に劣化したのではなく、Googleが評価する「質の高さ」の定義が変わったと捉えるのが正しいです。
検索アルゴリズムの通常更新との違い
Googleは、より良い検索結果を提供するために、日々何百、何千回もの小さなアルゴリズム更新を行っています。
これらの更新は、検索順位にほとんど影響を与えないことがほとんどで、ウェブサイト運営者がそのすべてを把握する必要はありません。
いわば、日々行われる小さなメンテナンスです。
一方、コアアップデートは、検索の根幹に関わる大規模なアップデートであり、その影響範囲は非常に広いです。
年に数回、Googleが公式に実施を告知し、完了まで数週間かかることもあります。
このアップデートが行われると、多くのサイトで検索順位が大きく変動する可能性があります。
コアアップデートの告知
コアアップデートが実施される際は、Googleが公式に発表します。主な情報源は以下の2つです。
| ・Google Search Central Blog ・X(旧Twitter)アカウント |
1つ目は、Google Search Central Blogです。
ここはGoogleの検索関連の最新情報が発信される最も重要な公式ブログで、コアアップデートが実施される時に詳細なアナウンスが掲載されます。
ただしXアカウントと比べて更新は遅く、最新情報を見るのであればそちらをチェックしたほうがいいといえます。
2つ目は、Google Search CentralのX(旧Twitter)アカウントです。
ブログよりも速報性が高く、アップデートの開始や完了がリアルタイムで発信されます。
事前に告知がおこなわれる例もありますが、直近の2025年6月30日のコアアップデートでは展開時でのリアルタイム投稿となっていました。
コアアップデートの情報は公式以外にも多くのメディアや個人ブログで解説されますが、まずは必ず公式の情報源を確認しましょう。
これにより、不確かな情報に振り回されることなく、冷静に状況を分析し、適切な対策を立てることができます。
最新のコアアップデート情報(2025年6月30日~7月17日)
直近では2025年6月30日から7月17日にかけてコアアップデートが実施されました。
今回は2024年3月に実施されたヘルプフルコンテンツアップデートとは異なり、すべてのサイト・ジャンルにおいて平等になされた評価見直しといわれています。
このことにより、2024年3月のコアアップデートで大きく順位を下げてしまったサイトのうち、改善施策を続けたものでは大幅な回復傾向が見られています。
過去の代表的なGoogleコアアップデート
Googleは過去に、検索アルゴリズムを大きく揺るがすアップデートをいくつか実施してきました。
その中でも特に代表的なものに、
| ・パンダアップデート ・ペンギンアップデート ・ヘルプフルコンテンツアップデート |
が挙げられます。
パンダアップデート
「低品質なサイトのランキングを下げて、高品質なサイトのランキングを上げる」という内容で、2011年2月に実施されたコアアップデートです。
これにより、ユーザーにとって本当に価値のある情報を提供するサイトが上位表示されるようになりました。
以降、パンダアップデートはバージョンアップを繰り返し、2年間で26回おこなわれています。

ペンギンアップデート
「不自然な被リンクを排除する」ことを目的として2012年4月に実施されたコアアップデートです。
お金を払って大量のリンクを購入するなど、不正な手法で検索順位を上げようとするサイトが標的となり、悪質なリンクを持つサイトの順位が大幅に下落しました。
その後ペンギンアップデートに関してもバージョンアップが7回おこなわれています。

ヘルプフルコンテンツアップデート(HCU)
そして、近年最も注目されていたのがヘルプフルコンテンツアップデートです。
2024年3月にコアアップデートによってコアアルゴリズムに本格導入された要素で、E-E-A-Tをより重視したユーザビリティの高さによって多くのサイトが評価を見直されることとなりました。
またこの時は、同時にスパムアップデートも実施され、低品質およびコピーコンテンツがかなり多くランキングから排除されました。
このコアアップデートの影響は非常に広範で、この時期から大幅にアクセスを落としてしまったというクライアントさんも少なくありません。
ちなみにこの影響を受けてしまうことをSEOの世界では「HCU被弾」と呼んでいます。
なかには誤爆、としかいえない不幸なサイトも多く見受けられました。
なお2024年は8月に同じくHCUがおこなわれ、そのような誤爆を受けたサイトは再評価されてランキングを取り戻しつつあります。
2025年6月30日のコアアップデートでは、ここで被弾したサイトのうち徹底的に改善に取り組んだサイトで一気に評価を取り戻したという調査もあります。

コアアップデートの影響を受けにくくするために
「コアアップデートの影響を受けない」ということは、つまり「Googleのガイドラインに沿ったサイトにすること」といえます。
Google検索品質評価ガイドラインをまとめると、高評価を受けるサイトの特徴は
| ユーザーにとって価値の高いサイト |
という一言に集約されます。
そのことを常に実施できていれば、コアアップデートへの対策は万全といえるでしょう。
具体的に説明すると、以下のようなポイントが重要となります。
| ・E-E-A-Tの向上 ・低品質コンテンツの排除 ・UX(ユーザーエクスペリエンス)の改善 |
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
E-E-A-Tの向上
近年のコアアップデートでは、E-E-A-T(Experience、Expertise、Authoritativeness、Trustworthiness)の概念を強く反映しています。
サイトの品質を向上させるためには、この4つの要素を強化することが不可欠です。
Experience(経験)
個人的な実体験に基づいたコンテンツを提供することです。
たとえば、商品レビュー記事であれば、実際にその商品を試した上での感想や、使用している様子の写真などを加えると、より説得力が増します。
2025年6月30日のコアアップデートではこの「経験」がかなり重要視されたという調査もあり、近年最も力をいれるべきポイントといっても過言ではありません。
Expertise(専門性)
特定の分野における深い知識を示すことです。
専門家や資格を持つ人物がコンテンツを監修したり執筆したりすることで、その情報の信頼性が高まります。
Authoritativeness(権威性)
その分野における第一人者として認められているかどうかを評価する基準です。
他サイトからの引用や言及が増えたり、業界内で評価されることで、権威性が高まります。
Trust(信頼)
上記3点とテクニカルSEOの視点も含め、総合的にサイトが「信頼」できるかを判断する基準です。

低品質コンテンツの排除
もしサイトにコピーコンテンツやまとめコンテンツ(独自性のないもの)がある場合は、勇気を出してそれらを排除することがオススメです。
記事の母数が減ることで大幅にアクセスを落としたとしても、ユーザビリティの高いコンテンツだけを残すことによってサイト全体のGoogle評価をアップさせ、長期的に安定してアクセスを得られるからです。
「SEO研究チャンネル」の調査によれば、HCU被弾を受けたサイトのうち低品質コンテンツを排除して独自性の高いコンテンツ追加に注力したサイトは2025年6月30日のコアアップデートで大幅な順位向上が見られたとのことです。
UX(ユーザーエクスペリエンス)の改善
ユーザーエクスペリエンス、すなわちUXは、ユーザーがサイトを快適に利用できるかどうかの評価です。
Googleはユーザーの利便性を非常に重視しており、UXの悪いサイトは評価を下げる傾向があります。
具体的な改善策としては、ページの読み込み速度を高速化することや、モバイル端末でも見やすいデザインにすること(レスポンシブデザイン)、ナビゲーションを分かりやすくしてユーザーが目的の情報にたどり着きやすくすることなどが挙げられます。
また、広告の表示方法にも注意が必要です。過剰なポップアップ広告や、コンテンツを邪魔するような広告はUXを大きく損ない、順位下落の原因となります。
コアアップデートで順位が下がった場合の対処法
コンテンツの棚卸しと改善
コアアップデートで順位が下がった場合、まず取り組むべきはコンテンツの棚卸しと改善です。
Googleはユーザーにとって価値のある、質の高いコンテンツを評価します。順位が落ちたということは、Googleの評価基準と自社コンテンツの間に何らかのギャップが生じた可能性があります。
具体的には、コンテンツを「リライト」「統合」「削除」の3つに分類して見直します。
リライト(加筆修正)
情報が古くなっている記事、内容が薄い記事、競合サイトよりも網羅性が低い記事は、最新の情報に更新したり、専門的な知見や一次情報(実際の経験やデータなど)を加えて深掘りしたりします。
統合
似たようなテーマで複数の記事を作成している場合、情報が分散してしまい、それぞれのページの評価が上がりにくくなります。
これらの記事を統合し、一つの網羅性の高い記事にまとめることで、評価が集中しやすくなります。
削除
前述しておりますが、質の低い記事や、トラフィックの獲得に貢献していない記事は、思い切って削除するのも一つの手です。
無理に残しておくよりも、サイト全体の品質を高める方が、長期的に見て良い結果につながります。
被リンク・内部リンク構造の見直し
コンテンツの質だけでなく、サイト全体の構造も順位に影響を与えます。
特に被リンクと内部リンクは、Googleがサイトの信頼性や重要性を判断する上で重要な要素です。
被リンク(外部からのリンク)
コアアップデートによって順位が下がった場合、不自然な被リンクが原因である可能性もゼロではありません。
過去にスパム的なリンク獲得を行っていないか確認し、もし悪質なリンクがあれば、Google Search Consoleの「否認ツール」を使って評価対象から外すことを検討しましょう。
また、今後も質の高いコンテンツを継続的に作成し、自然な形で信頼性の高いサイトからリンクを獲得できるよう努めることが、健全なサイト運営に不可欠です。
内部リンク
サイト内の関連性の高いページ同士を適切に内部リンクでつなぐことで、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなり、滞在時間の向上につながります。
また、Googleのクローラーもサイト構造を理解しやすくなるため、評価が上がりやすくなります。
ユーザーの検索意図とのギャップ分析
今回の順位下落が、ユーザーの検索意図とコンテンツの間に生じたギャップによるものかもしれません。
まず、順位が下落したキーワードと、その検索結果に現在表示されている上位サイトを比較分析します。
上位サイトのコンテンツがどのような情報を、どのような切り口で提供しているかを詳しく観察します。
次に、その分析結果と自社のコンテンツを照らし合わせます。
例えば、ユーザーが「〇〇 対策」と検索したときに、上位サイトが具体的な手順をステップ形式で解説しているのに対し、自社サイトが抽象的な情報しか提供していなかったとします。
この場合、「具体的な手順を知りたい」というユーザーの意図を自社コンテンツが満たせていないことになります。
このようなギャップを特定し、不足している情報や切り口を補完することで、ユーザーの満足度を高め、検索順位の回復を目指します。
まとめ
今回はGoogleコアアップデートの基本から最新の動向、そして具体的な対策方法までを詳しく解説しました。
コアアップデートは、Googleがユーザーにとって本当に価値のあるコンテンツを正しく評価するために、検索アルゴリズムの根幹を定期的に見直すものです。
順位が下落した場合、それは自社サイトのコンテンツや構造が、その新しい評価基準に合っていないことを示しています。
ご紹介した対策を実践することで、短期的な順位回復だけでなく、長期的にGoogleアップデートに左右されない、安定した集客基盤を築くことができます。
今回のポイント
| ・コアアップデートの目的は、ユーザーファーストをさらに徹底すること。 ・最新アップデートでは、E-E-A-Tの「経験(Experience)」が特に重要視された可能性。 ・順位が下がったら、まずはコンテンツの棚卸しと改善から着手する。 |
SEOに「絶対」はありませんが、Googleの理念である「ユーザーファースト」を追求し続けることが、あらゆるアップデートに対する最強の防御策です。
今回の内容を参考に、サイトの品質向上を継続的に進めていきましょう!
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